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某Mさんが最近敬語萌えしてるらしいので。

なんとなくそのブームに乗っかってみました。
もちろん無許可で。
因みに私はそんなに敬語には萌えませんなー。
黒いスーツ(SPみたいなの?)には萌えます。
制服(学生服じゃないっすよ。軍服とか、パイロットとか職業で着る制服です)は大好き中原です(誰も聞いてません)
まぁ、管理人の趣味はさて置き。本編にどうぞー。



大勢の屈強な男達に囲まれながらも、小柄な少年は怯えるどころか余裕の笑みさえ浮かべていた。
「・・・お前がエルリック家の長男、エドワード・エルリックで間違いないんだな?」
そう問いかける男がこのグループのリーダーなのだろうか。
男たちの中でも一際人相の悪い男が、性質の悪い笑みを浮かべてエドワードへと問いかける。
普通の人ならば恐怖で腰を抜かしそうな脅しを受けても、エドワードはやれやれと肩を竦めるだけだ。
「そんな事聞いてどうすんの?俺が誰だか分かってるから襲ってきたんだろ?それともあんたたちはカマかけで人を襲うほど暇なわけ?」
完全に馬鹿にしきった言葉に、男たちの顔色が変わる。
「ふん。ガキのくせに随分と威勢がいいじゃねぇか。伊達にエルリック家の名前は背負ってないってか?だけど、エルリック家の人間ともあろうものが、共の一人もつけないで散歩とは随分と呑気なもんじゃねぇか」
「まあね。俺も自分の身一つ守れないほど弱いつもりはないし?」
「はは!貴族の坊ちゃんが習っている程度の護身術で俺たちに敵うとでも?」
リーダーの言葉に、取り巻きの男たちがげらげらと笑いだす。
確かに男たちからしてみれば、どう見てもまだまだ成長過程にある小柄な少年が自分たちに太刀打ちできるとは夢にも思っていないのだろう。
まして相手は一人、こちらは十人以上の人数がいるのだから。
「実のところ俺だってたまには暴れたいんだけどなー。そうも言ってられないんだよな・・・」
「は?何を言ってるんだ?」
つまらなそうにため息をつくエドワードの言葉は、男たちの言葉とは全くかみ合っていない。
「本当は俺一人でなんとかするつもりだったけど、もう時間切れ」
なんだそれはと、男達は顔を見合わせる。
平気そうに見えて、実は恐怖でどこかいかれたのかと男たちが思った時だった。
「エドワード様ッ!」
声と同時に、エドワードを囲ってた人垣の一部が崩れたのは。
突然の乱入者に何事だと男たちが驚くのを無視して、一人の青年がエドワードへと駆け寄る。
「ご無事ですか?」
そう問いかけながら、男はエドワードを背後に庇うように男たちの前へと立ちふさがる。
切れ長の黒曜石の瞳とこの国では珍しい漆黒の髪を持つ青年は、エドワードを襲った男たちから見ればどう見てもただの優男だった。
しかし仲間の一人が地面に這いつくばっているのは、この青年がやった以外に考えられないわけで。
男達の間に動揺が走る。
「・・・もうちょっと遅くても良かったのにな」
「いえ、貴方一人に任せていたら、この方たちがあまりに可哀想ですので」
「・・・・・・それはどういう意味だよ、ロイ」
「言葉のままの意味ですよ」
恨めし気なエドワードの声にも、ロイは軽やかに笑うだけだ。
その姿は完全に男たちの事など思考から除外されている。
「おいこら!突然出てきてなんなんだよ、てめぇは!」
一瞬何が起きたのか理解できず呆然としていた男の一人が、漸くはっとしてロイと呼ばれた青年にどなりつける。
「・・・これは失礼いたしました。私の名はロイ・マスタング。エドワード様の執事を務めさせていただいております」
胸に手をあて型どおりに挨拶を姿は、その類い稀なる美貌と相まってとても優雅だ。
しかし、仲間の一人を一撃で地面に這いつくばらせたのは、間違いなくこの男に間違いないわけで。
「だ・・・誰が自己紹介しろっつったよ!俺たちはお前の後ろのガキに用事があるんだ!怪我したくなかったらそこをどきやがれ!」
男の脅しが入った言葉にも、ロイは全く動じることはない。
「申し訳ありませんが。主人に危害を加えるという事でしたら、私も容赦はできかねますが?」
にっこりと笑いながら言われた言葉は、とても物騒極まりない。
「て・・・てめぇ・・・ッ」
自分の体格の半分にも満たないような、細い男に馬鹿にされて男たちの堪忍袋の緒がぷつんと切れる。
「ああそうかい。お前らこの生意気な兄さんに痛い目みせてやんな!ただし、エルリック家のガキには傷つけるなよ!」
「任せろ!こいつもとっ捕まえて売払ってやらぁ!こんだけ綺麗な顔してたら、結構な値になるに違いねぇ」
「・・・やれやれ、できもしないことで計算するのはやめていただきたいものです」
そう呟いたのと、ロイが動いたのは同時だった。
「ぐっ!」
苦しそうな男のうめき声が聞こえたかと思うと、その巨体はずるずると地面へと崩れ落ちていく。
男たちには、一瞬何が起きたのかわからなかった。
ロイがたったの一撃で男を沈めたと理解できたのは、完全に男の体が地面へと倒れてからだった。
いったいあの細い身体のどこにそんな力が?と、途端に青ざめる男たちの前でロイはくるりと振り返ると、再び優雅に笑った。
「これで私とあなた方の力の差は歴然とご理解いただけましたでしょうか?」
「・・・くしょう!覚えてやがれ!!」
これではとても太刀打ちできないと理解した男たちの行動は早かった。
倒れた仲間を起こすと、一目散に逃げだしていく。
「おーおー、あんなに威勢が良かったのにみっともないことで」
一連の動きを見ていたエドワードが呆れたように呟く。
「・・・ったく、自分の実力考えてかかってこいっていうんだよなーロイ?」
「実力を考えてじゃありません。あれほど一人で出歩くなと申し上げたのに、これはどういうことです?」
明らかに不機嫌なロイの様子に、エドワードは悪戯を見つかった子供のようにびくりと身体を竦める。
「・・・ロイ怒ってる?」
主人はエドワードの方だが、エドワードはロイに怒られること程苦手なものはなかった。
何しろロイを怒らせた日には、何日でもロイは口をきいてくれなくなってしまうのだ。
そんな事エドワードには耐えられない。
「当たり前です。エドワード様の実力は存じておりますが、万が一の事があったらどうされるおつもりです。あなたの身を狙っている輩がいるのは分かってたこと。こちらで方をつけるまでおとなしくしていてくださいと申し上げたはずなのに、こんな自らおとりになるような事をされるなんて・・・」
ロイの言葉にエドワードはギクリと表情を強張らせる。
どうやらロイには、なぜ自分が屋敷を抜け出した理由すらお見通しのようだ。
「だって・・・。ロイ、親父から俺に危害を加えてきそうな奴らの調査を命じられてただろ?そんな事したら、俺の傍にいてくれないじゃん」
「・・・だから自らおとりになって、さっさと事を片付けようと思ったわけですか」
はぁ・・・と頭を抱えてロイはため息を落とす。
「ごめん。勝手な事して。だけど俺はロイと少しでも一緒にいたくて・・・」
「エドワード様。私はあなたの執事です。どんな時でもお傍にいると申し上げているじゃないですか」
「・・・そうだけど・・・」
ロイの言葉にエドワードは内心でため息を落とす。
エドワードの言う傍にいてほしいは、好きだからこそ傍にいて欲しいなのに、ロイにはちっとも伝わってくれない。
この自分に忠誠を誓ってくれている執事を好きと気が付いたのは、いつの頃からだろう。
親よりもずっと自分の傍にいてくれた男に、いつの間にか恋をしていた。



おおう、そろそろ時間がなくなってしまいましたー。
中途半端ですみません。
だけど、ロイに敬語を使わせてみたかっただけなので、この話は続きませんのであしからず。
あ。因みにこの話はエドワード様の片思いでした(笑)
2011
06/02
23:32
小説

某Mさんからリクエストがあったので

が、果たしてこれがリクに応えているかはかなり疑問。
ちっさい子供の話が見たいといわれても、管理人勉強はしたことありますけど、それは遥か昔のことだし、実際は育てたことないしなので、いろいろ違っているところあるんだろうなー・・・と思いつつ書き書き(笑)
注:この話はエドが結婚していることが前提になっています。嫌いな方はご注意ください。


続きを読む »
2011
05/11
21:02
小説

マスカレード 1

「・・・ったくよぉ、なんで俺までこんなもんに参加しなきゃいけないんだよ・・・」
いつもより照明を落とされた大総統の居住区の一角にある(一角とは言っても相当な広さを誇っているだが)、彼の持ちものであるパーティールームの片隅で、エドワードは大きな溜息を落としていた。
部屋が暗いのは、それもそのはず。
今日は10月31日、ハロウィンに因んだ仮面舞踏会が開かれていて、その雰囲気を醸し出す為にわざわざ明かりをロウソクに変えてあるのだ。
「文句を言うな。大総統が決めたことは絶対だ。それがこんな余興だとしてもな」
マスカレードに合わせてパープルの仮面をつけたロイが、エドワードをたしなめる。
パーティー服に身を包んだロイは、仮面を付けている事によってそのマスクの下の美貌は隠されているはずなのに、その細身に作られた服がいけないか、より匂いたつような色香を放っていて。
実はそれこそがエドワードのこんなパーティーに参加させられた事よりも気に入らない原因なのだが、当人は全く気がついていないようだ。
「それにしても、君の場合はいくら仮面をつけてもなぁ・・・」
じっと見下ろしてくる仮面の隙間から覗く漆黒の瞳に、何を言いたいかを悟ってエドワードが両手を振り上げる。
「だぁれが、仮面をつけてもその身長で正体が丸わかりの豆粒ドチビだ!」
「・・・いや、その通りじゃないか」
「・・・くっ」
ずばりと切って捨てられて、エドワードは悔しそうに唇を噛む。
確かにエドワードとて漆黒の仮面(自分で用意したものはあまりに悪趣味過ぎて、弟に無理やり交換させられたらしい)をつけてはいるが、この身長で眩い金髪をもつものと言ったら、人々の目には仮面をつけていてもあれは鋼の錬金術師としか映らないだろう。
「まぁ、いいじゃないか。おかげで私は君を見つけやすいよ?」
「・・・それあんまり嬉しくない」
むうと頬を膨らませるエドワードにくすくすと笑いながら、ロイは近くを通ったボーイのトレイからグラスを取ると、優雅に口をつけてワインを一口飲む。
その優美な姿に目を奪われているエドワードに気がつかず、辺りを見回したロイは仮面をつけた人々の群れに溜息を落とす。
本当に大総統の遊び好きにも困ったもので、こんな仮面をつけられていては誰が誰だか本当に分からないのだ。
いくら今宵は無礼講と言えども、下手に自分より上の位のものを刺激したら、ろくな結果が待っていないのは目に見えていて。
だから今日は下手な手出しをするわけにはいかず、かと言って一人でいるも不自然で、どこから見てもエドワードと直ぐに分かる容姿は見つけやすくて本当に助かっていたりするのだ。
拗ねてるエドワードも見ていて面白いので、本当の事を言ってやるつもりもないが。
「でもさー・・・こんな誰が誰だか分からないパーティー開いて、大総統は大丈夫なワケ?」
マスカレードの中に混じって著名人を暗殺するというのは、有名な話である。
「それこそ愚問だな。鋼のは大総統が暗殺者ごときに後れを取るとでも?」
「・・・それもそうだよな」
国家錬金術師の試験事を思い出して、エドワードは馬鹿な事を聞いてしまったと肩をすくめてみせた。
あの時に大総統の強さは嫌というほど思い知らされた。
軍事国家の頂点という肩書は、決して飾りではないのだと。
そんな話を二人がしている時だった。
「お二人ともこんな壁際で何をしていらっしゃるのです?それ程にこのパーティーはつまらないですか?」
そんな声が背後からかかったは。
「いえ、そんな事は・・・」
慌てて取り繕うに言ったロイの瞳に映ったは、オレンジ色の仮面をつけた人物の姿だった。
仮面をつけている為顔は全く分からないが、その声からして若い男だという事は分かる。
どこに階級の高いものが隠れているかもわからないのに、臆面もなく話しかけて来るとは、どこかの御曹司だろうかとロイは頭の片隅で考える。
この大総統主催マスカレードには、軍人の参加がメインではあるが、軍に多額の出資をしている企業家も招かれていると聞いている。
「楽しませていただいてますよ。こんなパーティーは滅多に体験できるものではないですからね」
当たり障りのない答えを返せば、仮面人物は楽しそうにくつくつと笑う。
「そうですか。でもそちらの鋼の錬金術師殿はあまり楽しんでいるようには見えませんが?」
やはりどの人物から見ても、鋼の錬金術師だけは直ぐに分かってしまうものらしい。
となれば隣に立つ自分も、大概の人物にはロイ・マスタングだとばれているのかもしれない。
これではあまり仮面舞踏会の意味がないなと苦笑を浮かべるロイ隣で、やはりエドワードは面白くなさそうに唇を尖らせている。
「なぁ、そんなに俺って簡単に分かっちまう?」
「ええ。鋼の錬金術師は有名ですからね」
穏やかに笑いながら、青年は秘密を打ち明けるように囁く。
「もしも、あなた方がこのパーティーに退屈しているというのなら、良いところへご案内しますよ?」
そう言って青年はもう一度にこりと微笑んだ。



あー・・・すみません。せっかくのハロウィンなので、ハロウィンネタをやりたかったのですが、全ッッッ然終わりませんでした。
終わるまであげないのもまた癪なので、連載形式で頑張りたいと思います!・・・多分(多分言うな)
あ、因みにこの元ネタは、一部分が先日ディズニーシーで見たショーが元ネタとなっとります。
ネタというより、元ネタからさらに妄想したネタと言った方が正しいのかもしれませんけど・・・(-_-;)
2010
10/31
17:28
小説

企画小説2

「緊張する必要はない、力を抜いてリラックスしているといい」
「・・・つッ!」
腰を抱いてエドワードを引き寄せたロイが、突然エドワードの下肢へと手を伸ばした。
暖かい手にもっとも敏感な場所を包まれて、エドワードはロイを押し退けたい衝動を唇を噛んで必死に押さえた。
ロイの指先が優美に動き、エドワードの形をなぞっていく。
これが本当に武骨な軍人の指先なのかと疑いたくなるほど白く細い指先が自身に絡みつく様は、視覚にも壮絶だった。
緩い刺激にも関わらず、たちまち頭をもたげ始める熱にロイはクスリと笑いを漏らす。
「やはり若いだけあって早いな」
「い・・・言わないでください」
溢れだした先走りに濡れた手をペロリとさも美味しそうに舐めるロイに、エドワードの羞恥心は際限なく上がっていく。
「いやいや、誉めているのだよ。これなら存分に楽しめそうだ」
妖艶な笑みを浮かべたロイは、再びエドワードをソファへと押しつける。
この後におこるであろう出来事を想像して震えるエドワードの頬を優しく撫でてやる。
「何も怖がる事はない。誰でもいつかは経験することだ」
「だけど・・・こんな・・・」
無理矢理奪われるなんて理性が追いついていかないのだ。
具体的に誰と描いていた訳ではないけれども、こういう事は好きになった相手とするものだと思っていた。
今は特別に好きな人はいなくともそれでもいつかは愛した人と結ばれるのだと、漠然と思っていたのにこんな形で初めてを失うことになるなんて。
「いいね。その目。ぞくぞくするよ」
ずっと欲しいと思っていた金色の瞳が、畏れを含んで自分を見上げてくる様はぞくぞくするほど蠱惑的だった。
綺麗なインペリアルトパーズの瞳に、今は自分だけが映されている。
「マスタング大佐・・・何を・・・ッ」
再び笑みを浮かべたロイはエドワードが驚くのも構わず、頭を下げると反応をして熱を持っている下肢に躊躇いもなく口付けた。
「・・・ひっ!」
掠れたエドワードの悲鳴を聞きながら、ロイはエドワードを口腔に含みくびれに舌を這わせていく。
「や・・・大佐・・・やめ・・・ッ」
経験のないエドワードは泣きそうな声を上げるが、身体は素直に反応を返す。
エドワードの戸惑いと裏腹に、下肢は先走りを溢れさせどんどん熱を持っていく。
「あ・・・たい・・・さ。マスタング大・・・佐」
ガクガクと震え始めるエドワードに、限界が近い事を悟ったロイは口淫を突然やめてしまった。
「・・・あ・・・」
中途半端なまま放り出されたエドワードではあったが、高められてしまった熱はそう簡単に収まるものではない。
「う・・・あっ・・・」
散々にいたぶられた自身は放り出された後も、勝手に熱を上げていく。
制御しきれない熱に怯えるような悲鳴を上げ、まなうらで白い光が弾けたと思った瞬間、エドワードは触れられもしていないのに欲望を吐き出してしまっていた。
勢い良く吐き出された欲望は、当然近くにあったロイの顔を汚してしまう。
「あ・・・す・・・すみません!」
上官の顔にかけるなんて大失態だと慌てるエドワードに、顔から白い液を滴らせたロイは動揺するわけでもなく、激高するわけでもなく、ただ性質の悪い笑みを浮かべただけだった。
「途中でやめたつもりだったが、随分と早いな」
からかう口調にみるみるエドワードの顔が赤くなる。
「しかも私の顔にかけるとは、意趣返しのつもりかね?」
「ち・・・違・・・そんなつもりは」
「ふん。まぁこれぐらい想定のうちだ」
そういいながらロイは滴る白い液を指先で救うと、ペロリとこともなげにその指先を舐める。
白い指先に紅い舌が絡みつく姿から目が離せない。
妖艶と言っても決して過言ではない姿に、エドワードは思わずごくりと唾を飲み込んでいた。
「しかし、誰が君一人で気持ち良くなっていいと言った?次は私を楽しませてもらおうか」
「楽しませる・・・って・・・」
自分にも同じ事をしろと言うことなのだろうか。
そう汲んだエドワードは起きあがろうとするが、それを制したのはロイだった。
「まぁいい。何しろ君は経験が無いようだし、今回は私がしよう」
告げながら手早く下の衣服を脱ぎ去ったロイは、再びエドワードへと伸しかかる。
「よく見ておきなさい。今後の為にもね」
言われずともとっくに目が離せなくなっているエドワードの前で、ペロリと己の指を舐めたロイは、濡れた指先を自らの下肢へと持っていく。
「・・・んっ」
突然切ない声を上げたロイに、びくっとしてエドワードは自分を組み敷く男を見上げた。
シャツに邪魔をされ、ロイが何をやっているのかは良く見えないが、自慰をしている訳では無いことは分かった。
それではあの指先はどこにいったのか。
想像を巡らせたエドワードは、行き着いた答えにこれ以上ないほど顔を紅潮させた。
いくらこの手の経験がない自分だって、知識ぐらいは持っている。
同性で抱きあうにはどうしたら良いかぐらいは知っていた。
ロイが、自分よりもずっと地位の高いロイが自ら後ろを慣らしているのだ。
てっきり自分が抱かれる方かと思いこんでいたエドワードだっただけに、そのロイの行動は衝撃的だったが、何よりもロイのその顔が。
切なげに眉をよせ、短い呼吸を繰り返しながら、その行為を繰り返す様は壮絶な程の色香を放っていて、エドワードは目を離せなくなる。
こんなのはおかしい。
無理矢理に強要されての行為だというのに、なぜこれほどに興奮するのか。
エドワードの興奮を示すように、一度達した事によって力を失っていた下肢も、何も施していないというのにいつの間にか熱を取り戻している。
「若いな・・・」
すっかりと力を取り戻したエドワードに、うっすらと目を開いたロイがからかうように声をかける。
「これなら、もう一度私が手間をかける必要はなさそうだな」
そう呟いたロイはエドワードの熱に指先を絡めると、それを散々自分でほぐした場所へと導いた。
ぴちゃりと響く淫猥な水音にエドワードが気を取られている間にも、ロイはゆっくりと腰を落としエドワードを飲み込んでいく。
「・・・つっ・・・くぅ・・・!」
熱く狭いロイの胎内へと導かれたエドワードは、その熱さと締め付けにうめき声を上げた。
「キツい・・・か?少しだけ我慢しなさい。すぐに慣れる」
余裕さえ浮かべてそう言ったロイは、すべてエドワードを飲み込むと、再びゆっくりと腰を上げる。
たったそれだけの事なのに、エドワードの全身に電撃のような快楽が流れる。
「あ・・・大佐・・・っ、大佐・・・ッ!」
意識ごと飲み込まれそうな恐怖に、エドワードは怯えたように声を上げるが、ロイの動きは止まらない。
少しずつ早くなっていくリズムに、エドワードの意識が飲まれる。
熱い胎内に切なく締め付けられる感触は、自慰とは比べものにならないほどの快楽をエドワードにもたらす。
自分が自分でなくなっていく様な恐怖に、まるで喰われているようだともエドワードは思う。
一方ロイもまた、潤む金色の瞳が切なげに自分を見つめてくる様にかつてないほどの愉悦を覚えていた。
金色の瞳の綺麗な子供。
その子供を初めて穢したのが自分という事実は、笑い出したくなるほど気分が良いものだった。
まるで獣の様な激しいむさぼりあいは、ロイの気が済むまで続けられた。



「またおいで」
行為がすんだ後、呆然としているエドワードに制服を手際よく着せてやったロイは、妖艶な笑みを浮かべてエドワードの耳元に囁いた。
「・・・・・・・」
返事をしないエドワードに、ロイはクスリと笑いをもらす。
「まぁ、こんなことなど言わなくも、君に選択肢はないけれどね」
暗に奨学生としていたいのなら、自分の命令は絶対だとロイは告げていた。
「・・・失礼します」
くしゃりと顔を歪めたエドワードは、ロイの言葉を遮って部屋を飛び出して行った。
その姿を見て、ロイはくつくつと再び笑い出す。
自分は手に入れた。
あの綺麗な金色の子供を。
さぁ、これからどうしてくれようかと考えて、ロイはまたうっすらと微笑むのだった。


というわけで、ロイエドと見せかけたエドロイ小説でした(笑)
や、管理人は素直に(?)最後までロイエドで突っ走るつもりだったんですけど、まるともさんが隣で怒るんだもーん(;´∀`)
おかげで襲い受けなんて初めて書いてしまいましたよ。
イベント後の勢いって怖い!!(((=_=)))ブルブル
今書けって言われても、たぶん無理だと思います・・・。
あ、余談ですが、エド様が大佐顔に~のくだりはまるともさんのリクエストによって、追加されたシーンです。
管理人の趣味(?)ではないであしからず。
それでは最後の締めはまるともさんにパース!はいよっ!( ̄  ̄ )ノ”⌒▽~~ヾ(^^;;
2010
10/21
23:57
小説

企画小説その1

エドワード・エルリック。
彼には最初から目を付けていた。
たまたま出席させられた士官学生の入学式。
そこで彼は一人異彩を放っていた。
金髪などたいして珍しくもないアメストリスで、彼の金糸だけは見たこともないような金色をしていて。
太陽の光を受けてきらきらと輝く金色に目を奪われた。
そして何よりも私の目を惹きつけたのは、インペリアルトパーズの様な綺麗な金色の目。
あんな宝石のような瞳は初めて見た。
憎しみでも何でもいい。
彼の瞳を、感情を自分に向けさせてみたいと、そう思った瞬間。
彼は私の獲物と決定付けられたのだ。



コンコン。
夕日が差し込み、真っ赤に染まった部屋に静かなノックの音が響く。
「誰だ」
ロイの声に外の人物は、緊張の入り交じった返答を返す。
「エドワード・エルリック、参りました」
「入れ」
必要最小限の短い返答にピクリと肩を震わせたエドワードは、ゆっくりとドアを開いた。
部屋の中には、夕日を背に悠然と佇む黒髪の人物がいた。
彼の名は、士官学生でもあるエドワードでさえも知っている程有名だ。
ロイ・マスタング。
東方司令部の実質上の指令官である彼に、この地域で逆らえる人物はいないとされている。
それ程に若くして力をもつ人物。
士官学校に入学して早半年。
しかし、その生活の中でこれ程に緊張した事はない。
何しろ彼の機嫌を損ねたものは、士官学校から排除されるという噂がまことしやかにささやかれているからだ。
今のエドワードに、士官学生をやめるという選択肢はない。
なんとしても軍人となり、体の弱い弟を病院に入れたいという目的があるから。
難しい病気を煩っている弟は、多額の治療費がかかる。
それを稼ぎ出すには、軍人社会でもあるアメストリスでは軍人になるのが一番の近道だからだ。
「ああ、わざわざ呼び出してすまないね」
ロイは噂が嘘のような笑顔でエドワードを迎えた。
「いえ。とんでもありません。マスタング大佐もお忙しいところわざわざご足労いただきまして申し訳ありません」
本来であれば士官学校に、東方司令部勤務のロイがいる事はない。
そのロイがわざわざこちらに出向いて来た上に、自分を呼び出したとなれば緊張するなという方が無理だ。
「なに、気にしないでくれたまえ、時には私にだって休みと言うものが必要なのだよ」
「はっ。それでお話というのは・・・」
ロイから直々の呼び出しの指名を受けたエドワードは恐る恐る訪ねる。
「まぁ、そう急くな。まずはかけたまえ」
「はっ。失礼いたします」
ロイの許可を得、席に着いたエドワードの反対側のソファに、ロイもまたゆったりと腰を下ろす。
「君を呼びだしたのは言うまでもない。君の奨学生としての成績についてのことだ」
その言葉に、思い当たる節があるのかエドワードの肩がびくりと震えた。
「成績については申し分ない。しかし君はどうも銃の扱いが苦手と聞いているが?」
「・・・・・・・・」
「これから軍人を目指して行く以上、銃の一つも扱えないようでは困る」
「・・・申し訳ありません」
淡々と述べられる事実にエドワードは頭を下げる。
銃は人を殺す道具の最たるものだ。
それがどうしても抵抗感を抱いてしまい、成績が振るわないのはエドワード自身誰よりも分かっていた。
「謝ってもらったところで、仕方がない。これでは奨学生として続けていくのは難しいと私は告げにきたのだよ」
「・・・そんなッ!」
ロイの言葉にエドワードは慌てる。
奨学金をうち切られてしまっては、エドワードが士官学校に残るのは事実上不可能だ。
母一人の家に、エドワードを士官学校に通わせられるだけの蓄えなどあるはずもない。
「それは困ります。俺・・・いや、自分はどうしても軍人になりたいんです」
その言葉に、にやりとロイが微笑む。
「そうか・・・。まぁ、私の口添えがあれば多少銃の成績が悪くとも奨学生として続けさせる事は可能だが・・・」
「本当ですか!?」
ロイの言葉にエドワードが弾かれたように顔を上げる。
「お願いです。自分をこのまま奨学生としていられるように助けてください!」
本当は曲がった事が大嫌いなエドワードはこんな不正をしたくない。
しかし弟の治療費がかかっているとなれば、なりふりなど構っていられなかった。
「私とて不正は進んでしたくはない。私自身リスクを負うことになるのだ、君にもそれ相応のものを差し出してもらう事になるが、それは構わないのかね?」
「自分で用意できるならば、自分はどんな事でも・・・」
かかった、とエドワードの言葉にロイは胸の内で昏い笑みを浮かべる。
獲物は想像以上に簡単に自分の手に落ちてきた。
いくら勉強が出来ようと所詮子供であるエドワードを罠にはめることなど、ロイには造作もないことだった。
後はこれをどう料理するかだ。
すでにこの部屋は自分の権限で人払いをしてある。
もうエドワードに逃げ場はない。
「よろしい。それでは早速差し出してもらおうか?」
「え?」
「君が私に差し出せる唯一のものを」
「自分が、マスタング大佐に・・・?」
疑問を浮かべるエドワードに近づいたロイは、ゆっくりとエドワードをソファへと押し倒す。
「え?マスタング大佐?」
慌てるエドワードにロイは艶然と微笑む。
「この事は誰にも言ってはいけないよ・・・?」
そう薄く笑ったロイは、エドワードへと手を伸ばした。



「ちょ・・・大佐!マスタング大佐!」
ロイによって組み敷かれたエドワードは、目の前で起きている事を信じられないように見つめる。
ロイの軍人としては白く細い指先が、エドワードの腰へと伸ばされベルトをしゅるりと抜きとっている。
さすがにここまでされれば、ロイがなにをしようとしているのかエドワードにも分かる。
「や・・・やめてください!」
躊躇なくズボンを抜き取ろうとするロイに、エドワードの悲鳴のような制止がかかる。
両手で邪魔をするエドワードを、ロイが強いまなざしで見つめる。
「君は先ほどなんでもすると言った。あの言葉は嘘か?」
「そ・・・それは・・・」
「まさかこんな事をするとは思わなかった・・・か?構わないよ、私は別にここでやめても。ただし先ほどの話はなしだ」
「・・・ッ!」
ロイの突き出した余りに残酷な条件に、エドワードは唇を噛む。
「・・・・・・・」
しばしの沈黙の後、エドワードの手がゆっくりとズボンから落ちる。
「賢い選択だ」
くつくつと笑ったロイは、エドワードから身体を下ろすと更に残酷な命令をエドワードに突きつける。
「それでは、残りを脱ぐのは自分でしてもらおうか」
「・・・なっ」
自分の意志で身を委ねるのだとより深く自覚させるために、ロイはそう命令した。
エドワードは顔を歪めながらロイを見上げるが、その端正な顔には何の表情も浮かんではいない。
弟の為、弟の為、そう言い聞かせながらエドワードはズボンに手を伸ばすが、なかなか決心がつかない。
ズボンに手をかけては躊躇うように手を放してしまうエドワードに、ロイは小さく舌打ちする。
「エドワード・エルリック。いつまで私を待たせる気だね?」
「・・・・・・」
「上官命令だ。さっさと脱いで私を楽しませてくれたまえ」
「・・・・・・分かり・・・ました」
悔しそうに唇を噛んだエドワードは、意を決した様にズボンを脱ぎ捨てると、足を組み悠然と座っているロイへと近寄る。
「なかなかそそる光景だ」
上着を脱ぎシャツは羽織ったまま下半身をむき出しにするエドワードを、漆黒の眼差しが値踏みするようにじっと見つめる。
その視線に耐えられないとでも言うかのように、エドワードの頬が赤く染まっていく。
「・・・随分とうぶな反応をする。まさかこの年で体を繋ぐのが初めてでもあるまい?」
「・・・・・・・」
更に顔を赤らめるエドワードに、ロイは笑ってその小柄な身体を引き寄せる。
「そうか、こういう事は初めてか。安心しなさい。私は紳士だからね。君を傷つける様なことはしないよ」
耳元でそう囁くロイは、まさにエドワードにとって悪魔の様であった。
53080596_v1287063760.jpg
2010
10/13
21:51
小説
鋼の錬金術師

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プロフィール

中原光希

Author:中原光希
熱しやすく冷めやすい典型的なB型人間。
良くも悪くもマイペース。

同人界には珍しい(?)、攻め様に愛情を傾ける派。
基本16才ぐらいの少年と青年の狭間にいるぐらいのキャラに萌ゆる。
シンフォニアクリアしてない、攻めでもない、少年でもないクラトスさんに何故すっ転んだのか自分でもよくわからないまま愛を叫ぶ日々。
父さんが好きすぎて辛い(笑)

親バカ、子バカ、シスコン、ブラコン大好物。
身内に甘いキャラがとても好み。
CP傾向は年下×年上基本。
年も力も上な受けが、攻めに迫られてわたわたするのがいい(・∀・)

日記への突っ込みお待ちしております。
誹謗中傷はNGですよ!

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