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ちょっと書いてみた

妄想が止まらないので、ちょっとプロトタイプ的な感じで書いてみたり。
鋼+シンフォニアネタですので、かなり変則です。
一応閉じておきますので、開いた方の苦情は受け付けません。
その出会いは本当になんの前触れもなくやってきた。



「こっちの方向であってるのかなぁ・・・?」
メルトキオの東、森の中へと足を踏み入れた俺は、後ろに付いてきているクラトスへと問いかけた。
「手がかりが賊は東へ逃げた、としか聞かされていないのだ、今はそれを信じるしかあるまい」
「そうだよなぁ・・・」
クラトスのもっともな答えに、俺は小さく頷く。
今から時をさかのぼる事数時間前。
メルトキオに滞在していた俺たちは、たまたま立ち寄った道具屋で賊が押し入ったという話を聞かされた。
ご丁寧に猿轡までかまされていた道具屋の主人は、拘束されていた縄を切ってやっている俺に、盗まれたものを取り返してほしいと涙ながらに訴えてきた。
なんでも、盗まれた道具の中に亡くなった奥さんの形見が入っていたらしい。
そんなに値打ちのあるものじゃないらしいけど、押し入った盗賊達に道具やガルドといっしょくたに持って行かれてしまったらしく、本当に辛そうに語る姿は到底無視できるものじゃなかった。
他のものはまた商売を頑張ればいくらでも取り戻せるけれど、あれだけは何物にも替えがたいと嘆く姿に共感した俺は、クラトスに確認もせず俺が取り返してやると宣言したのだ。
だってそうだろう?
好きな人のものを失うなんて、これほど辛いものなんて無いじゃないか。
ましてあの人の奥さんはもう亡くなっているんだし。
俺だったら、絶対に耐えられない。
「なんとか追いつけるといいんだけど」
俺たちを信じて待っている人の為にも。
そう呟く俺の耳に、微かに笑う声が届く。
「クラトス?」
突然なんだと思って振り返れば、今まで厳しい表情を見せていたクラトスが柔らかく笑っていた。
あ、この顔俺の好きな顔だ。
どきん、と俺の鼓動が跳ねる。
誰よりも強くて、誰よりも綺麗なクラトス。
いつもは厳しい表情を崩さないけれど、時折見せてくれるこの顔は俺の体温を上げる。
「いや、相変わらず他人の為に一生懸命だと思ってな」
「・・・もしかしてまた余計な事に首を突っ込んでと思ってる?」
そんな事は欠片も思っていないとは分かっているけれど、つい聞いてしまうのはクラトスが俺の行動を認めてくれるのを期待しているからだ。
案の定クラトスはふるふると首を振る。
「お前のその誰の為でも一生懸命になれる性格は、悪くないと思っている」
「へへっ。サンキュ」
遠まわしではあるけれど、俺の行動を肯定してくれる姿に自然と頬が緩む。
たったこれだけの事で嬉しいなんて、俺クラトスの事好きすぎるよな。
気が長くなるような時を生きている上に、同性で、しかも実の父親なのに。
クラトスが俺に優しいのも、俺がただ息子だからってだけなのに。
それなのにクラトスの心に触れる度に、気持ちは加速していくばかりで。
「とにかく。道具屋の主人に報いたいなら先を急ぐぞ」
「あ。そうだった」
ついクラトスに見惚れていたけれど、今はそんな場合じゃないと俺は慌てて気持ちを切り替えて前を見る。
今はとにかく、盗られたものを取り返さなきゃな。
そう思った時に、不意に森の奥に感じる気配。
「・・・クラトス?」
声を潜めて隣を見れば、いつも通りの表情に戻ったクラトスが小さく頷く。
「奥に何者かいるな」
クラトスが言うならば、間違いない。
「漸く追いついたみたいだな」
「うむ」
こんな森の奥に早々人なんているはずがないし、誰かいると言うのなら俺たちが追ってきた奴と考えて間違いないだろう。
俺たちは目で合図を交わすと、気配を絶ちそれぞれの武器へと手をかける。
そして、一気に森の奥へと踏み込んだ。
「漸く追いついたぜ!盗んだものを返しやがれ!」
俺の声に、驚いたように森の奥にいた人物が振り返る。
目に入った人影は二人。
金髪のちっこいのと、黒髪の男。
想像していたのとだいぶ違った姿に面くらいはしたものの、俺はそのまま剣を抜き放ち二人へと切りかかった。
「なっ!?」
金髪の方は驚いたような声を上げるが、この間合いから避けられるばすも無いと確信して俺は剣を振り下ろす。
まぁ、いくら悪人だって殺すつもりはないから、峰打ち程度で勘弁してやるつもりだけど。
だけど、俺の確信は一瞬で驚愕へと変わった。
金髪の子供は、いきなり手を打ち鳴らしたかと思うと、信じられない事に俺の剣を腕で受け止めたんだ。
「おい、マジかよ!?」
素手で剣を受け止めるなんて、ありえないだろ!?
さすがにクラトスも驚いたのか、息を呑む気配が伝わってくる。
「いきなり何しやがんだこの野郎!」
俺の剣を受け止めたまま、子供が怒鳴る。
・・・なんだこいつ、よく見たらえらく目つきが悪いな。
一瞬その迫力に圧倒されたけど、俺は負けじと怒鳴り返した。
「なんだじゃないだろう!盗んだものを返せ!」
「はぁ?何言ってんだよ」
俺の声に、本当にそいつは意味が分からないという顔をした。
その顔は演技しているようにも思えなくて。
「・・・お前盗賊じゃないのか?」
幾分毒気を抜かれて訪ねてみれば、今度は子供が怪訝そうな顔をした。
「はぁ?なんで俺が盗みなんてやらなくちゃいけないんだよ」
「じゃあ、なんでこんなとこにいるんだよ?」
ここは人なんてめったに入り込まないような森の奥。
偶然通りかかったなんてありえない。
「知るかよ!そんなのこっちが聞きたいところだよ!」
はあ?
質問に全く答えにならない事を返しながら、子供はなんでか逆ギレしている。
「・・・取り込み中すまないが」
まったく予想外の展開に、あっけにとられていたら子供の隣の男が静かに口を開いた。
その時初めて男の顔をみたけれど、改めて見れば男は目つきの悪い子供と違って随分と端正な顔をしていた。
整った顔立ちの中に、凛とした雰囲気を漂わせているところが、ちょっとクラトスに似ていると思ったのは内緒だ。
「ここはどこだか教えてもらえないだろうか?」
「は?あんたらただの迷子か?ここはメルトキオの東にある森だろ?」
こんな森の奥まで入り込んでいて迷子も何もないだろうけど、一応はそう答えてやる。
俺の言葉に、ヒクリと金髪の顔が引きつる。
「やはり・・・ここは・・・」
重いため息と共に男ががっくりと肩を落とす。
なんだ?なんだ?一体こいつらは何を言ってるんだ?
状況が全く分からない俺の前で。
「ありえねぇぇぇぇええぇぇぇ!」
金髪の子供が大声で叫びをあげた。



・・・エド様と大佐、異世界に行くの巻。
って、二人とも名前すら出てないけど(;^_^A アセアセ・・・
取り敢えず管理人にしては珍しく一人称。
初シンフォニアがこんなパロディで良いのか。
つーか、時間軸的にどのあたりなんだよと突っ込みどころ満載過ぎるのはスルーの方向で。
最初ネタが浮かんだ時には、ロイド&クラトスinアメストリスだったのですが、どう考えてもアメストリスに二人は無理がありすぎたので、逆になりました(笑)
書きたいシーンはもう少し後なので、もうちょい続く(予定)
2012
10/20
21:53
小説
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鋼の錬金術師

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プロフィール

中原光希

Author:中原光希
熱しやすく冷めやすい典型的なB型人間。
良くも悪くもマイペース。

同人界には珍しい(?)、攻め様に愛情を傾ける派。
基本16才ぐらいの少年と青年の狭間にいるぐらいのキャラに萌ゆる。
シンフォニアクリアしてない、攻めでもない、少年でもないクラトスさんに何故すっ転んだのか自分でもよくわからないまま愛を叫ぶ日々。
父さんが好きすぎて辛い(笑)

親バカ、子バカ、シスコン、ブラコン大好物。
身内に甘いキャラがとても好み。
CP傾向は年下×年上基本。
年も力も上な受けが、攻めに迫られてわたわたするのがいい(・∀・)

日記への突っ込みお待ちしております。
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