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某Mさんが最近敬語萌えしてるらしいので。

なんとなくそのブームに乗っかってみました。
もちろん無許可で。
因みに私はそんなに敬語には萌えませんなー。
黒いスーツ(SPみたいなの?)には萌えます。
制服(学生服じゃないっすよ。軍服とか、パイロットとか職業で着る制服です)は大好き中原です(誰も聞いてません)
まぁ、管理人の趣味はさて置き。本編にどうぞー。



大勢の屈強な男達に囲まれながらも、小柄な少年は怯えるどころか余裕の笑みさえ浮かべていた。
「・・・お前がエルリック家の長男、エドワード・エルリックで間違いないんだな?」
そう問いかける男がこのグループのリーダーなのだろうか。
男たちの中でも一際人相の悪い男が、性質の悪い笑みを浮かべてエドワードへと問いかける。
普通の人ならば恐怖で腰を抜かしそうな脅しを受けても、エドワードはやれやれと肩を竦めるだけだ。
「そんな事聞いてどうすんの?俺が誰だか分かってるから襲ってきたんだろ?それともあんたたちはカマかけで人を襲うほど暇なわけ?」
完全に馬鹿にしきった言葉に、男たちの顔色が変わる。
「ふん。ガキのくせに随分と威勢がいいじゃねぇか。伊達にエルリック家の名前は背負ってないってか?だけど、エルリック家の人間ともあろうものが、共の一人もつけないで散歩とは随分と呑気なもんじゃねぇか」
「まあね。俺も自分の身一つ守れないほど弱いつもりはないし?」
「はは!貴族の坊ちゃんが習っている程度の護身術で俺たちに敵うとでも?」
リーダーの言葉に、取り巻きの男たちがげらげらと笑いだす。
確かに男たちからしてみれば、どう見てもまだまだ成長過程にある小柄な少年が自分たちに太刀打ちできるとは夢にも思っていないのだろう。
まして相手は一人、こちらは十人以上の人数がいるのだから。
「実のところ俺だってたまには暴れたいんだけどなー。そうも言ってられないんだよな・・・」
「は?何を言ってるんだ?」
つまらなそうにため息をつくエドワードの言葉は、男たちの言葉とは全くかみ合っていない。
「本当は俺一人でなんとかするつもりだったけど、もう時間切れ」
なんだそれはと、男達は顔を見合わせる。
平気そうに見えて、実は恐怖でどこかいかれたのかと男たちが思った時だった。
「エドワード様ッ!」
声と同時に、エドワードを囲ってた人垣の一部が崩れたのは。
突然の乱入者に何事だと男たちが驚くのを無視して、一人の青年がエドワードへと駆け寄る。
「ご無事ですか?」
そう問いかけながら、男はエドワードを背後に庇うように男たちの前へと立ちふさがる。
切れ長の黒曜石の瞳とこの国では珍しい漆黒の髪を持つ青年は、エドワードを襲った男たちから見ればどう見てもただの優男だった。
しかし仲間の一人が地面に這いつくばっているのは、この青年がやった以外に考えられないわけで。
男達の間に動揺が走る。
「・・・もうちょっと遅くても良かったのにな」
「いえ、貴方一人に任せていたら、この方たちがあまりに可哀想ですので」
「・・・・・・それはどういう意味だよ、ロイ」
「言葉のままの意味ですよ」
恨めし気なエドワードの声にも、ロイは軽やかに笑うだけだ。
その姿は完全に男たちの事など思考から除外されている。
「おいこら!突然出てきてなんなんだよ、てめぇは!」
一瞬何が起きたのか理解できず呆然としていた男の一人が、漸くはっとしてロイと呼ばれた青年にどなりつける。
「・・・これは失礼いたしました。私の名はロイ・マスタング。エドワード様の執事を務めさせていただいております」
胸に手をあて型どおりに挨拶を姿は、その類い稀なる美貌と相まってとても優雅だ。
しかし、仲間の一人を一撃で地面に這いつくばらせたのは、間違いなくこの男に間違いないわけで。
「だ・・・誰が自己紹介しろっつったよ!俺たちはお前の後ろのガキに用事があるんだ!怪我したくなかったらそこをどきやがれ!」
男の脅しが入った言葉にも、ロイは全く動じることはない。
「申し訳ありませんが。主人に危害を加えるという事でしたら、私も容赦はできかねますが?」
にっこりと笑いながら言われた言葉は、とても物騒極まりない。
「て・・・てめぇ・・・ッ」
自分の体格の半分にも満たないような、細い男に馬鹿にされて男たちの堪忍袋の緒がぷつんと切れる。
「ああそうかい。お前らこの生意気な兄さんに痛い目みせてやんな!ただし、エルリック家のガキには傷つけるなよ!」
「任せろ!こいつもとっ捕まえて売払ってやらぁ!こんだけ綺麗な顔してたら、結構な値になるに違いねぇ」
「・・・やれやれ、できもしないことで計算するのはやめていただきたいものです」
そう呟いたのと、ロイが動いたのは同時だった。
「ぐっ!」
苦しそうな男のうめき声が聞こえたかと思うと、その巨体はずるずると地面へと崩れ落ちていく。
男たちには、一瞬何が起きたのかわからなかった。
ロイがたったの一撃で男を沈めたと理解できたのは、完全に男の体が地面へと倒れてからだった。
いったいあの細い身体のどこにそんな力が?と、途端に青ざめる男たちの前でロイはくるりと振り返ると、再び優雅に笑った。
「これで私とあなた方の力の差は歴然とご理解いただけましたでしょうか?」
「・・・くしょう!覚えてやがれ!!」
これではとても太刀打ちできないと理解した男たちの行動は早かった。
倒れた仲間を起こすと、一目散に逃げだしていく。
「おーおー、あんなに威勢が良かったのにみっともないことで」
一連の動きを見ていたエドワードが呆れたように呟く。
「・・・ったく、自分の実力考えてかかってこいっていうんだよなーロイ?」
「実力を考えてじゃありません。あれほど一人で出歩くなと申し上げたのに、これはどういうことです?」
明らかに不機嫌なロイの様子に、エドワードは悪戯を見つかった子供のようにびくりと身体を竦める。
「・・・ロイ怒ってる?」
主人はエドワードの方だが、エドワードはロイに怒られること程苦手なものはなかった。
何しろロイを怒らせた日には、何日でもロイは口をきいてくれなくなってしまうのだ。
そんな事エドワードには耐えられない。
「当たり前です。エドワード様の実力は存じておりますが、万が一の事があったらどうされるおつもりです。あなたの身を狙っている輩がいるのは分かってたこと。こちらで方をつけるまでおとなしくしていてくださいと申し上げたはずなのに、こんな自らおとりになるような事をされるなんて・・・」
ロイの言葉にエドワードはギクリと表情を強張らせる。
どうやらロイには、なぜ自分が屋敷を抜け出した理由すらお見通しのようだ。
「だって・・・。ロイ、親父から俺に危害を加えてきそうな奴らの調査を命じられてただろ?そんな事したら、俺の傍にいてくれないじゃん」
「・・・だから自らおとりになって、さっさと事を片付けようと思ったわけですか」
はぁ・・・と頭を抱えてロイはため息を落とす。
「ごめん。勝手な事して。だけど俺はロイと少しでも一緒にいたくて・・・」
「エドワード様。私はあなたの執事です。どんな時でもお傍にいると申し上げているじゃないですか」
「・・・そうだけど・・・」
ロイの言葉にエドワードは内心でため息を落とす。
エドワードの言う傍にいてほしいは、好きだからこそ傍にいて欲しいなのに、ロイにはちっとも伝わってくれない。
この自分に忠誠を誓ってくれている執事を好きと気が付いたのは、いつの頃からだろう。
親よりもずっと自分の傍にいてくれた男に、いつの間にか恋をしていた。



おおう、そろそろ時間がなくなってしまいましたー。
中途半端ですみません。
だけど、ロイに敬語を使わせてみたかっただけなので、この話は続きませんのであしからず。
あ。因みにこの話はエドワード様の片思いでした(笑)
2011
06/02
23:32
小説
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鋼の錬金術師

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プロフィール

中原光希

Author:中原光希
熱しやすく冷めやすい典型的なB型人間。
良くも悪くもマイペース。

同人界には珍しい(?)、攻め様に愛情を傾ける派。
基本16才ぐらいの少年と青年の狭間にいるぐらいのキャラに萌ゆる。
シンフォニアクリアしてない、攻めでもない、少年でもないクラトスさんに何故すっ転んだのか自分でもよくわからないまま愛を叫ぶ日々。
父さんが好きすぎて辛い(笑)

親バカ、子バカ、シスコン、ブラコン大好物。
身内に甘いキャラがとても好み。
CP傾向は年下×年上基本。
年も力も上な受けが、攻めに迫られてわたわたするのがいい(・∀・)

日記への突っ込みお待ちしております。
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