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某Mさんからリクエストがあったので

が、果たしてこれがリクに応えているかはかなり疑問。
ちっさい子供の話が見たいといわれても、管理人勉強はしたことありますけど、それは遥か昔のことだし、実際は育てたことないしなので、いろいろ違っているところあるんだろうなー・・・と思いつつ書き書き(笑)
注:この話はエドが結婚していることが前提になっています。嫌いな方はご注意ください。



偶数月の東方司令部は普段とは別の意味で慌ただしい。
「少将。こちらの書類は時間までに必ず片付けておいてくださいね」
「ああ。わかっているよ、ホークアイ大尉」
ホークアイから差し出された書類を受け取って、ロイは小さく頷く。
渡された書類はそれほどの厚さもなく、これならあっという間に決済など済ませられる。
普段では考えられない対応に、ロイはこれからやってくる客人がいかにホークアイに歓迎されているかがわかって、思わず苦笑を浮かべてしまう。
「少将ー、頼まれたもの持ってきましたぜー」
そういって大きな箱を抱えて部屋に入ってきたのは、いくらロイが昇進しようと全く態度が変わらないのはブレダだ。
「ああ、すまないな。ブレダ中尉。そこにおいておいてくれ」
「了解しましたーと。・・・それにしても、少将これちょっと買い過ぎじゃないですか?」
少しずつではあるが確実に増えていく箱の中身に、ブレダはガリガリと頭をかく。
「ああ、それは前回言われたよ。二ヶ月に一度しか来ないのに、こんなに買ってどうするんだとね」
肩を竦めるロイに、くすくすと笑うホークアイの声が重なる。
「少将がこんなに子供好きとは知りませんでしたわ」
「からかわないでくれたまえ。ホークアイ大尉」
困ったようにロイがホークアイを見上げた時だ。
ブレダが開けたままにしておいたドアから、廊下をパタパタと走る小さな足音が聞こえてきた。
「あら。噂をすればですね。予定より少し早いですが・・・」
時計をちらりと見上げたホークアイは予定の時刻より30分ほど早いのを確認するが、小さな客人には逆らえないのか仕方がないですねとつぶやいて、立ち位置をロイの正面から脇へと移動する。
そうする事によって、ロイの姿が入口からよく見えるようになったとき。
「ろいー!」
およそ軍部という場所には不釣り合いな、舌足らずな声がこの部屋の主の名を呼んだ。
「やぁ、ジュニア。久しぶりだね」
もはや軍部にその名を知らぬものがいないほど有名になったロイを、呼び捨てで呼べるのはおそらく彼ぐらいのものだろう。
父親と同じ金色の目を輝かせて部屋を覗き込む子供に、ロイは満面の笑みを浮かべると手招きをする。
「ろいーーー」
手招きに嬉しそうに笑った子供は、全力でロイへと駆け寄ろうとする。
まだまだ小さい身体で一刻も早くロイへと駆け寄ろうとする姿は、見ているだけで微笑ましい気持ちにさせられる。
「ろい、ひさしぶりー」
「久しぶりだね、ジュニア」
膝へとペッタリとついてきた子供の頭を優しくなでると、ロイはその体を抱き上げ膝へと抱え上げた。
「おや、しばらく見ないうちにまたジュニアは大きくなったのかな?前よりもまた重くなった気がするぞ?」
「うん。大きくなったー」
きゃきゃと歓声を上げながら、ロイの顔が近くに来たのが余程嬉しいのか、子供はぺたぺたとロイの頬へと触れる。
「はは、くすぐったいよ、ジュニア」
「本当にジュニアは少将が好きなんですね。これじゃどっちが本当の父親なんだか・・・」
何度見ても父親よりも余程ロイになついている子供の姿に、ブレダは感心したような呆れたような声をだす。
「そういえばエドワード君はどうしたのかしら?」
中々姿を見せないエドワードの姿に、ホークアイが首をかしげる。
その時。
「こらぁ!ジュニア!!お前父親を置いて行くとはどういう了見だ!」
どすどすと派手な音を立てて、金髪の長身の青年が部屋へと乗り込んでくる。
その姿にジュニアの時とは打って変わって、ロイが眉を顰める。
「鋼の。部屋に入るときはもう少し静かにしなさい」
「おお、わりー大佐・・・って、ああーーーッ!!」
ロイの注意に反射的に頭を下げたエドワードだが、目に飛び込んできた光景に再び絶叫をあげる。
「おま・・・ッ!ジュニア!!大佐の膝に乗るなんて、なんて羨まし・・・じゃない、なにやってるんだ!」
エドワードですらしたことのないようなウルトラCを、いともあっさりとこなしたジュニアはロイの膝の上で満面の笑みを浮かべている。
「なにって・・・挨拶していただけだが?なぁ、ジュニア?」
「うん。ろいとあいさつー」
にぱっと笑う姿はとても可愛らしいが、エドワードにしてみれば勝ち誇った笑みにしか見えない。
「大佐だまされるな!そいつは例え小さくても俺の子だぞ!」
その突っ込みもどうなんだというのは、ブレダの心の中の突っ込みである。
「・・・いきなり何を分かりきった事を言っているんだね君は。ついでに私は大佐ではなく少将だ」
ロイのエドワードに対する態度は、ジュニアに対する時と明らかに違う。
エドワードとしては、東方司令部に訪れる度にその事を見せつけられているのだから、面白くないことこの上なかったりする。。
確かに相手は自分の子供ではあるが、それでもエドワードの大事な人に触れていいという結論にはならないのだ。
大概大人げないという自覚がないわけではないが。
「エドワード君いらっしゃい。ずいぶん来るのが遅かったわね」
ジュニアが到着してから、エドワードがここに来るまで時間がかかったことを疑問に思ったホークアイが首をかしげると、エドワードは肩を竦めた。
「司令部に入る許可を取っているうちにこいつが先にいっちまってさー」
待てと行っても言うことを聞かなかったのだと、エドワードは遠まわしにジュニアのやんちゃぶりを伝えるが、ロイは全く言って言いほど気にしていないらしい。
「そうかジュニアはついに父親がいなくてもここまで一人でこれるようになったのか」
子供の著しい成長ぶりに微笑むばかりだ。
「た・・・大佐・・・」
まったくもってロイのジュニアの溺愛ぶりに、エドワードは呆然と立ち尽くすのだった。



可愛い子供の書き方がわかりません(><)
2011
05/11
21:02
小説
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鋼の錬金術師

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プロフィール

中原光希

Author:中原光希
熱しやすく冷めやすい典型的なB型人間。
良くも悪くもマイペース。

同人界には珍しい(?)、攻め様に愛情を傾ける派。
基本16才ぐらいの少年と青年の狭間にいるぐらいのキャラに萌ゆる。
シンフォニアクリアしてない、攻めでもない、少年でもないクラトスさんに何故すっ転んだのか自分でもよくわからないまま愛を叫ぶ日々。
父さんが好きすぎて辛い(笑)

親バカ、子バカ、シスコン、ブラコン大好物。
身内に甘いキャラがとても好み。
CP傾向は年下×年上基本。
年も力も上な受けが、攻めに迫られてわたわたするのがいい(・∀・)

日記への突っ込みお待ちしております。
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