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Happy Χmas

「大佐~。本日最後の書類にサインをお願いしま~す」
相も変らずノックもそこそこに(というか、そもそもこの部屋の主は入室の許可をしてない)ロイの執務室のドアを開けて入ってきた部下の元気な顔に、ロイはずっと書類に落としていた視線を上げ、はぁと大きなため息を落とす。
「ハボック・・・。一体君はいつになったら、許可を得てから入室するという簡単なルールを理解してくれるのかね?」
「やだなぁ、大佐。一刻でも早く帰してあげようと思った優しい部下の気持ちぐらい察してくださいよ」
「・・・・・・」
全く反省の色も無く、挙句の果てにはロイの為だと言い張る部下の姿に、ロイは再びため息を落とす。
まったく、ああ言えばこう言う。
どうして私の部下は誰一人素直にハイと言えないんだか。
「まったく屁理屈ばかり皆うまくなって困ったものだ・・・」
「そりゃ、みんな大佐の部下ですからねぇ・・・」
屁理屈もうまくなるでしょうよと呟くハボックに、ロイはにこりと微笑む。
「・・・何か言ったかね?ハボック少尉?」
「・・・すんません。何も言ってないです。って、大佐遊んでないでちゃっちゃとここにハンコください」
「誰が遊んでるか!私は上司としてだなぁ、部下に正しい態度という物を・・・」
「あーはいはい。それはまたの機会で良いですから。たまには早く帰れるときぐらい、さっさと仕事切り上げてくださいよ」
ぴらぴと書類を振り回しながら催促するハボックを、ロイはきょとんと見つめる。
「・・・なんだ、本当にそれで書類は終わりなのか?」
「・・・嘘ついてどうするんですか」
なんでそんな小嘘をつかなければならないのだと呆れるハボックに、ロイの表情はいたって真剣だ。
「いやどうせまたお前が早く仕事を終わらせたいばかりに、適当な事を言ってるんだと思ってな」
「それで話を引き伸ばそうとする大佐も、そうとういい性格だと思いますけどね・・・」
「細かいことは気にするな。さ、その書類をさっさと渡したまえ」
ハボックのぼやきはさらりと無視して、ロイはにこやかにハボックに向かって手を差し出す。
「はいはい。まぁ、別にいいっスけどね~」
これで仕事が終わりと聞いた途端に顔を輝かす上司に苦笑をもらしつつ、ハボックは素直に書類をロイに手渡した。
なんだかんだ言ったところで、結局自分はこの上司に甘いのだ。
気まぐれで残業を引き伸ばすなら、それに付き合ってやろうじゃないかと素直に思ってしまえる程に。
まぁ、残念ながらこの上司には、そんな自分のけなげな気持ちは全く伝わっていないらしいが。
「では、これで良いかな?」
ハボックが見つめる先で書類に目を通したロイは、さらさらと自分のサインを入れてハボックへと書類を返す。
サインを確認したハボックは小さく頷いた。
「はい確かに・・・っと。じゃあ、今日は大佐はこれで終わりッスね」
「こんな時間に仕事が終わるとは珍しいな」
ハボックの言葉にチラリと時計を見れば、その時刻はまだ6時を過ぎたばかりだった。
真冬ともなれば流石に外は真っ暗だが、遅ければ日付を超える事もあるロイにとっては奇跡と言っても過言ではないぐらい早い時間だ。
「大佐はここの所残業多かったッスからね~、たまにはいいんじゃないですか?」
ロイが外に視線を向けているうちに、いつも上司が羽織っているコートを手にしたハボックは、そのまま背後へと回ると着易いように広げて待っている。
「そうだな、たまには早く帰るとするか」
慣れた仕草でハボックが手に持つコートを羽織ながら、ロイは小さく頷いた。
「そうですよ。今日はクリスマス・イブですからね。ゆっくりデートでも楽しんできてください」
「・・・え?」
ハボックの言葉に、ロイは思わず背後を振り返ってしまう。
「え?って、大佐忘れてたんですか?今日は24日ですよ」
「そうか・・・、もうそんな時期か・・・」
しみじみと呟くロイに、ハボックが珍しそうにロイを見つめる。
「忘れてたって事は・・・大佐は珍しく今日は一人ッスか?」
いつも自分の好きになった女性を横から掻っ攫われていく(ハボック談)身としては、珍しくロイが独りというのが純粋に物珍しかった。
「・・・そういうハボック少尉はどうなのだね?彼女が待っているならそれこそ早く帰ったらどうだ?」
そのロイの言葉に、ハボックの顔がみるみる悲しそうに歪んでいく。
いくら洞察力に優れたロイでも、自分から努力しなくとも言い寄る女性の数は星の数というロイには、ハボックの悲しい事情を察する事は無理な相談だった。
「・・・自分はどうせ今夜も一人ですから!」
やけくそ気味にそう呟いた彼は、だから彼女のいる同期と今日の夜勤を変わってやったのだと、力なく笑う。
「そんな訳で、俺は今からがお仕事本番なんスよ。大佐も今日のお相手がいないんだったら、たまには家でのんびりしたらどうですか?」
「なんだ人を年寄りにみたいに」
「・・・そういうつもりじゃないんですけどね」
決して顔に出したりはしないけれど、ここの所ロイが働き過ぎだという認識はホークアイをはじめとしたロイの部下には共通の認識で。
まさか過労で倒れる程柔だとは思っていないけれど、それでも休める時には身体を休めて欲しかった。
「まぁ、ハボック少尉のいう事にも一理あるか・・・」
ふふっと小さく笑いながらコートのボタンを留め終えたロイは、ぐるりと室内を見渡し忘れ物が無いかを確認する。
お疲れ様でした~と相変らず能天気に手を振るハボックに見送られながら、執務室を後にしたのはその数分後だった。



「・・・ほぉ。最近車での迎えが多かったら全く気にしてなかったが。今年も見事に飾り付けられたものだ」
メインストリートの両サイドに植えられた街路樹は、今年も鮮やかに光り輝いていた。
純白の光をメインに赤・青・黄色・緑と様々な光の洪水が作り出す様は、見慣れた通りをまるで別世界のように変えてしまっている。
「綺麗・・・だな」
その光景に魅入っていたロイが、ポツリと呟く。
光の作り出す世界と、何よりもその下で笑顔で行き交う人々が。
決して平和が約束された世界ではないけれども、今この瞬間だけは皆が幸せに包まれていた。
世界の大きな流れからみれば小さな幸せかもしれないけれど、何物にも変えがたいものがここにはある。
この小さな幸せを守りたくて、自分は軍という場所に身を置く事を決めたのだから。
ささやかだと思っていた願いは、何よりも困難な願いだったと今は気がついてしまっているけれども。
諦めるつもりは、欠片も無かった。
ましてや、こんな幸せそのものの風景を見てしまっては、余計に。
目を細めてしばらく行き交う人々を見ていたロイの頬に、不意にふわりと何かが触れる。
「・・・・・・雪?」
つられるように夜空を見上げてみれば、真っ暗な空から白い欠片が次々と舞い降りてきていた。
「うわー!ホワイトクリスマスだぁー!綺麗ー」
母親に手をひかれ、通りを歩いていた少女が歓声を上げる。
少女の言うように、イルミネーションに照らされた雪はキラキラとその光を反射し、まるで宝石が降り注いでいるようだ。
幻想的なその光景に、暫し誰もが足を止めて見蕩れていた。
「綺麗だね、ママ。今日はきっとこの雪にのってサンタさんがきてくれるんだよね」
「そうね。今年もよい子にしていたから、きっときてくれるわね」
「良かった~。明日が楽しみ!」
嬉しそうに飛び跳ねる少女は幸せに満ち溢れていて、微笑ましいその光景にロイはその笑顔につられるように小さく微笑んだ。
その時。
「いいなぁ。俺のところにも来てくれるかなぁー?サンタさん」
突然聞きなれた声が耳に飛び込んでくる。
その声はまだ当分先まで聞けるはずの無かったもの。
だけど、決して聞き間違えることなど無い声。
「鋼のッ!?」
慌てて振り返れば、見慣れた紅いコートに身を包む、とは言っても流石に寒いのかしっかりとマフラーまでまいて防寒対策をしたエドワードが立っていた。
「よっ、大佐。元気してたか?」
「元気にって・・・いつ戻ってきたんだね?」
「あー・・・今さっきの汽車でついたトコ。報告書は明日にしようと思ってたんだけどさ、宿に向かってたらあんたの姿が見えたから・・・」
たまらず駆けて来てしまったのだと、エドワードは照れくさそうに笑った。
「あんたに会えるのは早くて明日だと思ってたから、良かったよ。偶然とは言えこんなにすぐ会えて」
相変らずストレートなエドワードの言葉に、ロイは自分の鼓動が跳ねるのを感じる。
どうして子供とはこれほどに直球なのか。
全身で嬉しいと語る子供は可愛いけれど、既に言葉遊びに慣れきってしまったロイは対処に困ってしまう。
だからそんな動揺を誤魔化すように、ロイは先ほどのエドワード言葉で引っかかりを覚えた事を持ち出す。
「それにしても鋼の・・・。君がサンタに来て欲しいと言うなんて、随分と意外な気がするが・・・」
「えーだって、俺、すっげぇ欲しいモンあるし?」
にやりと何かを企むかのように笑うエドワード。
しかしまだ先ほどの動揺が残るロイは、その笑みに気がつけない。
エドワードが望むままに、墓穴を掘ってその質問を発してしまう。
「ほぅ?君がそんなに欲しがるものがあるとは珍しいな?」
ロイのその言葉に、してやったりと笑ったエドワードは。
「もちろん、俺が欲しいのは目の前にいる人。心も、身体も・・・ね」
心なしか情欲を帯びたその声に、漸く取り戻しかけていたロイの平常心はあっという間に消え去ってしまった。
「は・・・鋼のッ!」
もはや隠しようもない程紅く染まってしまった頬を見つめて、エドワードはくっくっくと悪戯が成功した子供のように屈託無く笑っている。
「ほんと、大佐は可愛いなぁ」
「大人をからかうんじゃない!」
「俺は本気だけど?」
不意に真剣みを帯びた金色の瞳に、再びロイは言葉に詰まってしまう。
いつだってこの瞳は真っ直ぐに、自分だけを求めてくれる。
その魔力に逆らえないのは、これもまたいつものこと。
「・・・・・・・・アルフォンス君はいいのか?」
せめてもの抵抗と弟のことを持ち出しても、エドワードは平気平気と手を振った。
「アルはできた弟だから、恋人との時間を優先して良いってさ。ま、本音は俺の居ない間に猫と遊びたいってところだろうけど・・・」
「・・・分かった」
もはや何を言っても無駄と悟って、ロイは降参とばかりに肩を竦めた。
「でも、うちにきたって何もクリスマスらしいことなんて出来ないからな」
「別にいいよ。クリスマスだからってケーキが食べたいって訳じゃないし。いいじゃん。別に特別なことしなくったって。俺はあんたと過ごせればそれで良いよ」
ケーキも、シャンパンも、何もいらない。
愛する人と過ごせれば、それだけで。
「全く、せっかくのホワイトクリスマスだというのに、そっけない奴だな」
「いいじゃん。クリスマスらしく、プレゼントはもらうし?」
ロイの手をとって、悪戯に口付けるエドワードに、プレゼントに指定されたロイはクスリと笑う。
「・・・仕方ないな。プレゼントを用意するのは大人の役目だからな」
「・・・・・・」
「・・・鋼の?」
冗談のつもりで言ったのに、不意に沈黙してしまったエドワードにロイはどうしたのだとその顔を覗き込む。
「確かに。プレゼント貰いっぱなしってのも悪いか。じゃあ、これやるよ」
「え?」
言うが早いか、驚くロイを余所にエドワードは自分の首に巻いていたマフラーを外すと、ロイの首にまいてしまう。
ふわりと自分を包んだぬくもりに、ロイは慌ててマフラーを外そうとする。
「何を言っているんだ鋼の!これを取ってしまったら、君が寒いじゃないか!」
「いいのいいの。俺はあんたより体温が高いから気にすんな」
「しかし・・・」
「いいんだよ。俺が貰って欲しいんだから」
こんなもんでごめんな?と言うエドワードは、流石に照れくさかったのか、すたすたと歩いて行ってしまった。
それを呆然とロイは見送って。
「随分とキザな事を覚えてきたものだ・・・」
困った・・・と呟きながら、先ほどとは比にならない程紅くなってしまった頬をもてあましていた。
今からこんな調子では将来自分の心臓が持たないのではないかと、本気で心配してしまう。
だってエドワードのぬくもりが移ったマフラーは、まるでエドワードに抱きしめらているようで。
自分の鼓動はこんなにも早鐘を打っている。
せめてもの救いは、こんなに動揺している姿をエドワードに見られなかったという事だろうか。
「おーい、大佐!早く来いよ」
未だにロイが突っ立っている事に気がついたエドワードが振り返り、ロイを呼ぶ。
手招きする小さな恋人に頷いてみせながら、ロイは少しでも早くこの熱くなった頬が覚める事を祈っていた。





数日後。
見慣れないマフラーを「ひげの生えてないサンタから貰った」と言って嬉しそうに見つめるロイの姿に、ハボックがなんのこっちゃと首を傾げる姿があったと言う。



ど・・・どうにか、間に合った?
せっかくのクリスマスですもの、ここしばらくクリスマスの小説書いて無かったし、何か書きたい(><)ノ
という事で、むりくり作成。
クリスマスと言ったら、毎度雪を降らせているような気がする管理人です、こんばんは。
自分がホワイトクリスマスなんて長い人生で一回経験したことがあるか無いかぐらいなので、凄い憧れるんですよね~。
雪自体滅多に降らない所にすんでるからなぁ・・・。
ホワイトクリスマスに限らず、雪そのものに憧れてる気も。

さて、ここ数日日記をお留守にしていて申し訳ありませんでした。
なんかもう、仕事も私事も馬鹿みたいに忙しくってぇ~(ノ◇≦。) ビェーン!!
半分以上死にかけていたところです。
今日もイブだっつーのに、相変らず昼休み無しの12時間労働・・・?
デートがあるなら早く帰れば?
支部長め私にケンカ売ってんのか!Σ( ̄皿 ̄;; ンガァーーー!!!
そして、29日の休みもめっちゃ微妙になっちゃって・・・。
テンション下がりまくりですよ!!!!
最悪ズルして休む!とか宣言していた管理人ですが、やっぱ無理カモ?
いやだー!!冬コミ行ってエドロイの新刊買い漁りたいよぅ。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。
これで冬コミ行けなかったら、原因作った職員さんに対して本気で丑の刻参りしそう(おい)
あと二日でどうにかなるのかなぁ・・・"o(-_-;*) ウゥム…

とまぁ、毎日忙しいので、殆どディシディアプレイしている時間も取れないのですが、取り敢えず二つ三つストーリーはクリアしました!
以下ネタバレです
一番最初にやったのが難易度の低かったセシルなんですけどー・・・。
セシルってこんなにウジウジしたキャラでしたっけねぇ?
プレイ中に何度(`×´)丿ウザイ!!と言って切れかけていた事か・・・(笑)
そして暗黒騎士の姿のセシルは怖いです。
もう兄弟で並ばれた日には、ビジュアル的にきっつー・・・みたいな?(笑)(好きな人はすみません)
で、ウジウジキャラに切れ掛かったので、次は念願のジタンでプレイ。
もう、能天気なサル(byアルティミシア様)やばいよ!可愛い過ぎるよ!!(大・興・奮!)
あのビジュアルで、あのキャラで、あの性格!!!
もうもう、たまらん!!(*´ο`*)=3 はふぅん
バッツが浚われた(?)時にも今助けに行く!とか超男前だし!!
スコールのピンチは颯爽と救うし。
ケフカとの戦いの前のジタンとか超かっちょええーo(>_< *)(* >_<)o ジタバタ
敵方に、サル、サルと馬鹿にされてる姿さえ可愛い~~~o(~o~;):ハァハァ・・!!
アルティミシアに対してはレディと戦うのは気がひけるだし。
アルティミシアにはレディなのに、ガーラントはでっかいおっさんて言うジタンの表現が好きだ。
コスモスに対しては「デートならまたにしてくれよ」とかのたまわっちゃってるし。
挙句の果てには「レディを勇気付けるのが俺の役目」とか言っちゃってるし!!!!
何処の大佐様だーーーッ!!!と、突っ込みまくりでした(笑)
最後まで凄い楽しかったよ、ジタンの章。
あまりに楽しい&ジタンが可愛いでぢつわ既に3周したとか口が裂けても言えないよ(笑)
でも、クジャって良く見ると(?)すごい衣装だよね。
上半身とか、後ろ姿は普通なのに・・・。
前から見たらただの変態にしか・・・?(;^_^A アセアセ・・・
ジタンを遊び倒した後は、クラウドプレイして、んでもってティーダの章も終わりました。
なんか思ってたよりティーダが可愛くて、Ⅹがプレイしたくなった。
クラウドは・・・相変らずですな・・・(゜_゜i)タラー・・・
相変らずセフィロスのクラウドに対する執着も凄くて、セフィロス怖いよー(((=_=)))ブルブルと思いながらプレイしてた・・・。
私的には、ディシディアかなり楽しいゲームです。
これはやっぱり買って正解だったなぁ・・・と(笑)
2008
12/24
23:54
小説
TOP
鋼の錬金術師

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プロフィール

中原光希

Author:中原光希
熱しやすく冷めやすい典型的なB型人間。
良くも悪くもマイペース。

同人界には珍しい(?)、攻め様に愛情を傾ける派。
基本16才ぐらいの少年と青年の狭間にいるぐらいのキャラに萌ゆる。
シンフォニアクリアしてない、攻めでもない、少年でもないクラトスさんに何故すっ転んだのか自分でもよくわからないまま愛を叫ぶ日々。
父さんが好きすぎて辛い(笑)

親バカ、子バカ、シスコン、ブラコン大好物。
身内に甘いキャラがとても好み。
CP傾向は年下×年上基本。
年も力も上な受けが、攻めに迫られてわたわたするのがいい(・∀・)

日記への突っ込みお待ちしております。
誹謗中傷はNGですよ!

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