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やっちまった・・・|||orz

今日はガンガン読むつもりだったのに~。
家の掃除して、後は昼寝で終わってしまいました・・・。
つか6時間も寝るのは、既に昼寝とは言わない・・・(-_-;)
掃除も終わったし、ちょっと一眠りしようと思っただけだったのに、6時間て!
はは・・・やはり先週の原稿地獄の疲れが残っていたのか|||orz
こんだけ寝ておいて、これで夜になったら(いや既に夜だけど)また普通に寝れるのが、管理人の凄いところ(笑)

さて、せっかくネットにあがってきたので、妄想小説でもひとつ。
本日もラルクの「finale」でお送りします。
一曲でいくつ妄想してんだお前って感じですが・・・(;^_^A アセアセ・・・
今回はパラレル+悲恋です。大豆×ロイで想像していただけると嬉しいです。


SIDE:E

窓の外では轟々と風と雨が吹き荒れていた。
太陽がこの世から姿を消して幾日が過ぎたことだろう。
近づいてくる破滅の足音。
世界は確実に終末へ向けて進んでいる。
それも全ては俺とロイのせいだと分かっていても、俺はこの家を出る気などさらさらなかった。
飾り気のない質素な家は、きっと全部の部屋を足したとしても、俺の今まで住んでいた部屋の一室分にも満たない狭さだ。
だけど俺は何も後悔などしてはいなかった。
全てを引き換えにしてでも手に入れたかった物を手に入れたのだから、これ以上何を望むことがあると言うのだろう。

パチッと小さな音がして暖炉の焚き火がはぜる。
その微かな音に、俺の腕に触れていたぬくもりがピクリと反応を返した。
きゅっと嫌そうに眉を顰める姿が可愛くて、俺は艶やかな黒髪を優しく撫でた。
「いいよ、もう少し寝てろよ」
なるべく彼の眠りを妨げないように小声でいいながら、自分達をくるむ毛布を引っ張り傍らの愛しい人をそっと包み込む。
もちろん、少しでも楽な体制が取れるようにと、自分に凭れかからせるのも忘れない。
だが、彼はその俺の言葉に反するようにゆっくりと目を開いた。
「・・・・・・・・エド?」
まだ半分寝ぼけているのだろうか、蕩けるような声でロイが俺の名を呼ぶ。
「悪ぃ・・・起しちまったか?」
本当はもっと寝かせておいてやりたかったのに。
日々弱っていく人が、少しでも体力を回復できるように。
「いや君のせいじゃないよ。私のほうこそすまない、重かったのではないかね?」
「んなわけねーじゃん。こんな羽みたいに軽い身体してるくせに」
「うわっ!」
自分の言葉を証明するようにロイを抱き上げて膝に乗せれば、ロイが驚いたように声を上げる。
「い・・・いきなり何をするのだね!」
顔を赤くして怒る姿は、俺よりもずっと年上とはとても思えないような幼いもので、酷く可愛らしい。
クスクスと笑いながら細い身体を抱きしめれば、ロイは怒りつつも素直に俺に抱きついてきた。
胸に直に感じるロイの体温に愛しさが募る。
だけど、抱きしめた身体はまた薄くなったような気がして、俺は微かに眉を顰める。
「ロイ・・・また痩せた?」
「・・・そんな事はないよ」
俺を心配させるまいと、ロイは小さく首を振るがそれが嘘だという事は明白だった。
神殿の清らかな空気の中で生きてきたロイにとって、この外の世界の空気がどれ程毒なのか。
ロイは何も言わないけど、俺は知っていた。
神殿から逃げ出せば長く生きられないと分かっていても、ロイは俺の手を取ってくれたのだ。
「君だって少し痩せたんじゃないのか?」
自分の方がよっぽど弱っているくせに、それでもロイは俺を気遣ってくれる。
その優しさに胸が締め付けられるのはいつもの事。
「んなわけねーじゃん。俺はここの所身体を鍛えるのをサボってるから、筋力が落ちただけだよ」
ことさら明るく言えば、ロイは懐かしそうに目を細めた。
「そうだね。城にいたころ毎日君は身体を鍛えていたらしいしね・・・」
「だって他にすることもなかったし。毎日毎日くだらない書類の決裁ばかりで、息が詰まるかと思った」
「・・・仕方ないだろう?それが国を治める者・・・、王としての勤めなんだから・・・」
そういうロイの瞳には例えようもない悲しみが浮かんでいた。
「・・・・・・・本当は君はこんな所にいるべき人間じゃないのに・・・」
すまない、とロイは泣きそうな声で告げた。
まるで自分ひとりが全て悪いのだとでも言うように。
悪いのは全て俺なのに。だけどこのどこまでも澄んだ心のの持ち主は、全ての罪を一人で背負おうとしている。
「ロイ・・・。俺は自分の意志でここに居ると何度言ったら分かるんだ?」
今にも泣き出しそうなロイの額にそっと口付けを落とせば、ロイの美しい黒曜石の瞳からポロリと涙が零れた。
「でも・・・私は・・・ッ」
「いいんだよ。あそこにいれば俺はロイを殺さなければならなかった。そんな事できるはずがないだろう?」
ポロポロと零れる涙の雫を唇で受け止めながら、俺は震える身体を抱きしめロイの頭をそっと撫でた。
そう、ロイは生まれたときから神に捧げられる贄として育てられてきた。
そして、そのロイの命を神にささげるのは王である俺の役目だった。
贄を神に捧げる儀式は遥か昔から続いてきた神聖な儀式。
俺も王の肩書きを持つものとして、その役目に何の抵抗も感じてはいなかった。
たった一人の命でこの国の安泰が約束されるのならば、安いものだとさえ思っていた。
それを覆したのは、ロイとの出会いだった。

本来であれば立場の違う俺たちが出会う事などなかったはずなのに、どんな運命のイタズラか、俺たちは王と贄としての立場を知る前に、出会ってしまった。
退屈な執務に飽き飽きして、いつものように城を抜け出して。
たまたまふらりと立ち寄った大聖堂で行われていた、祈りの儀式。
そこにロイは居た。
柔らかな声で流れる祈りの言葉は、これまでに聞いたことのない心地よさで俺の耳に入ってきた。
白いローブに身を包み、神への感謝を捧げるその姿に、一目で俺は心を奪われた。
そうして、俺の大聖堂へ通う日々が始まった。
一目でいいからロイの姿を見たくて、例えその場にいるもの全員に語りかける祈りの言葉だとしても、ロイの声が聞きたくて。
ロイに出会ってから、退屈だった日々は途端に色づいた。
ただロイが存在している、それだけで俺は幸せだった。
だけど。
運命のあの日、俺の幸せは音を立てて崩れ去った。
あと数日に迫った神への儀式に向けて、俺は唐突に贄になる人物の名を聞かされたのだ。
俺の名で神へ捧げる贄は『ロイ・マスタング』だと。

「・・・ロイの名前を聞かされた瞬間俺は自分の運命を呪ったよ。何で俺は王なんだろう、何でよりにもよって選ばれたのがロイなんだろうと」
この世でたった一人。
俺に幸せを与えてくれる人間を、自らの手で殺さなければならないなんて。
「だから俺はロイを浚ったんだ。儀式を放棄すればどんな事になるかなんて、誰よりも知っていたのに、俺はロイを選んだ・・・」
地位も名誉も全てかなぐり捨てて、俺はロイを選んだ。
たとえそれが神に背く事であろうとも。
「エド・・・」
「酷い王様だよな、国民全部を見殺しにしてでも、自分の幸せを俺はとっちまった・・・」
儀式が行われなかった事は、神々の怒りとやらに触れたらしい。
ある日を堺に、突然太陽は姿を消した。
そして暗黒の日々は始まった。
風と雨が吹き荒れる世界は、見る間に衰弱していった。
たけど、どれほどに世界中が嘆きの声を上げていても、俺はロイを神にやるつもりはなかった。
この腕の中の、淡く儚げな美しい人は俺のものだ。
「・・・・・・」
漆黒の眼差しが俺をじっと見上げている。
黒という色がこれほどに美しいものだと知ったのは、ロイに出会ってからだ。
「愛しているよ。ロイ」
うっとりと口付ければ、ロイは大人しく瞳を閉じてくれた。
それに気をよくして、俺はロイが身に纏うローブを少しずつ剥いでいく。
肌理の細かい肌に掌を這わせれば、ロイが堪らないと言ったように腰を振る。
「ん・・・っあ・・・エ・・・エド・・・ッ」
決して触れる事は叶わないと思っていた肌。
それが俺の手によって乱れて行く様はどうしようもないほどに、俺の欲を誘う。
「ロイ・・・ロイ・・・好きだ、誰よりも、何よりも・・・」
「エドワード・・・」
私も・・・と、泣くような声で告げてくるロイに胸がいっぱいになる。
やせ細ったロイの身体を気遣いながら、優しく毛布の上へ寝かして俺は改めてロイへと覆いかぶさる。
ロイの身体中に手で、唇で触れて、その唇から甘い悲鳴をあげさせる。
何度抱いても飽くことのない肌に、俺は溺れていった。



俺とロイは大罪を犯した。
きっと俺もロイも、天国と呼ばれる場所に行くことは出来ないだろう。
それでも自分の選択に一片の後悔もない。
滅び行く世界の片隅で俺とロイは愛を紡ぎあう。
世界が終わるその日まで、俺たちの小さな幸せは誰にも邪魔させない。
止むことのない破滅のへの旋律を聴きながら、俺は愛しい人を胸に抱いたままそっと目を閉じた。
2008
12/13
22:46
小説
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鋼の錬金術師

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プロフィール

中原光希

Author:中原光希
熱しやすく冷めやすい典型的なB型人間。
良くも悪くもマイペース。

同人界には珍しい(?)、攻め様に愛情を傾ける派。
基本16才ぐらいの少年と青年の狭間にいるぐらいのキャラに萌ゆる。
シンフォニアクリアしてない、攻めでもない、少年でもないクラトスさんに何故すっ転んだのか自分でもよくわからないまま愛を叫ぶ日々。
父さんが好きすぎて辛い(笑)

親バカ、子バカ、シスコン、ブラコン大好物。
身内に甘いキャラがとても好み。
CP傾向は年下×年上基本。
年も力も上な受けが、攻めに迫られてわたわたするのがいい(・∀・)

日記への突っ込みお待ちしております。
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