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懲りずに二話目!

先日書いたTtT小説ですが、どうやら内容的にはそうはずしたものではなかったようなので、懲りずに二つ目書いてみました。
でも、今回ははずした予感ひしひしです(;^_^A アセアセ・・・
やはり最後を知らないまま書くには、限界がある・・・ッ!(><)
んがしかし。
良く考えればエドロイだって、最後は知らんまま書いてるんだよな~と、今更ながら思ってみたり。
全員が最後を知らないで創作しているのと、自分一人が最後を知らないまま創作している事は、似ているようでいて、全然違うんですね・・・。
それにしても最近鋼の更新もままならないくせに、何やってんだよという話ですが、今現在TtTものすごい勢いで進めているので、このラストを知らないで小説を書くという状態はそう遠くないうちに終わってしまうのですよ(つか、アンソロに参加申し出しちゃったので、とっとと終わらせないと原稿もできないので、終わらせるしかないのですが/笑)
やっぱり一度でもラストまで見ちゃうと、今感じていることとかにも変化が生じてしまうと思うので、現在の状況ってけっこう貴重だと思うんですよね。
ラストも知らないまま、自分の感じたままに小説が書けるのは今だけかと思ったら、もう少し作品書きたいなと思って、こうなりました(笑)
そんなわけで、はずしまくりの第二弾です。
取り敢えず実際にゲームで交わされていた会話を元に、その後こんな展開があればいいなーと妄想入れてみました(笑)



「恩に着る・・・・・・か」
リアンノンの居場所を突き止めるため寝室へと向かう道すがら、先ほどのアルサルの言葉をポツリと呟いたアロウンはピタリとその歩みを止めた。
長い長い、それこそ気の遠くなるような眠りからたたき起こされてからというもの、アロウンがアルサルと共に過ごした時間は決して少なくはないが、その中でアルサルに感謝されたことなど数える程しかなかった。
何かと言えば、やれぐうたら魔王だの、族長としての自覚が足りないと、彼の口から出るのはアロウンに対する悪口ばかりで。
その彼があれほど真摯にアロウンに感謝の言葉を述べたのは、多分初めてのことだった。
「それほどに妹が大事か・・・」
なりふりなど構っていられぬほど、それ程にアルサルの妹へ対する思いは強いということか。
アルサルの尋常でないほどの妹への執着ぶりは知っていた。
・・・知っていたつもりだった。
その認識が甘かったのだと嫌というほど思い知らされた瞬間、胸へ走ったのは微かな痛み。
切り裂く程には鋭くなくて、だけど確実に小さな傷となったその痛みは、まるで抜けない棘のように今もじくじくとアロウンを苛んでいる。
「馬鹿な。馬鹿兄貴はやはり馬鹿兄貴だったとわかっただけで、どうして俺が傷つかねばならない」
アルサルにとって妹以上に大切な存在などないのだと、最初から全部分かっていた事じゃないか。
まったくもって意味がわからんと小さく首を振りながら、アロウンは再び寝室へ向けて歩き出す。
今はそんな事を考えてる場合ではない。
一刻も早くリアンノンを救出することに、全神経を傾けなければ。
リアンノンを救い出すことに、まったく異存はない。
こんなつまらない事で無くしてしまうには惜しいというぐらいには、自分はあの娘の事を気に入っている。
「交感状態にあるとは言え、その気配を辿っていくのは容易ではないのだがな・・・」
だがこの役目は自分にしかできない以上、どれほど負担になろうとも自分がやり遂げるしかリアンノンを救う手だてはない。
この貸しは高くつくぞと呟きながら、アロウンは微かな痛みを振り切るように歩を早めるのだった。



「なぁ・・・アロウン」
「なんだ?」
リアンノンが囚われているという漁港へ向かう道の途中で、控え目なアルサルの声に呼び止められたアロウンは行軍していた足をぴたりと止めて振り返った。
先に進む仲間たちは、足を止めた二人には気がつかなかったようだ。
遠ざかっていく足音を聞きながら、アロウンは自分を呼びとめた相手を見つめる。
「あの・・・その・・・えっとだな・・・」
らしくもなく口ごもったアルサルは、困ったように視線を上に向けたり、下に向けたりしている。
その不審なさまに眉を顰めたアロウンは、遠慮と思いやりの欠片もなくその先を促した。
「言いたいことがあるならさっさと言え、この馬鹿。躊躇うなんてこの上なく似合わない上に、そもそも考える頭も持ってないんだから、悩むだけ時間の無駄だ」
「うるさい!似合わないっていうな!人がせっかく・・・」
「せっかくなんだ?」
「う・・・」
またしても口ごもってしまったアルサルに、アロウンはますます意味がわからないと言ったように首をかしげる。
「だからその・・・今回の件・・・ありがとう・・・な」
「・・・今回の?」
「だから・・・妹の、リアンノンの事では本当にお前に世話になってしまったから・・・」
「なんだ、お前は妹の事になると本当に素直だな。俺にまでそんなに感謝するなんて、明日は雨でも降るんじゃないか?」
「茶化すな!お前はどうしていつもそう----。だいたい俺だって、言いたくていってるんじゃない!」
嫌そうに返された言葉に、いつも言われ慣れている筈の言葉に、ズキンとアロウンの胸が痛む。
「あ、いや。違う・・・・・・、俺はそんな事が言いたいんじゃなくて・・・」
売り言葉に買い言葉、ついきつくなってしまった言葉に、はっと我に返ったアルサルが申し訳なさそうな表情を浮かべた。
それが余計にアロウンを苛立たせる。
どうせ心の中には妹のことしかないくせに、そんな申し訳なさそうなふりをするなと心の中でののしって、アロウンは愕然とした。
馬鹿なこれでは、まるで嫉妬のようではないか。
何故自分が、こんな妹しか目に入ってないような馬鹿の為に嫉妬などしなければいけないのだ。
アロウンは内心の動揺を悟られることのないよう、精一杯の厭味のこもった眼差しで睨みつける。
「ああ。そうだろうよ。お前はどうせ妹の事しか考えていないからな。別に感謝の言葉なんていらない。あいつは俺にとってもまだ利用価値があるから、仕方なく助けてやろうと思っただけのことだ」
自分でも思った以上に刺々しくなってしまった言葉に、発言したアロウンの方が驚いてしまう。
「なんだと貴様!世界で一番価値のある我が妹に対して、仕方なくだと!?」
「いちいち吠えるな、やかましい。とにかく、そんなくだらない事で呼び止めたのならもう行くぞ。間もなく夜明けだ、夜が明けきってしまえば救出は難しくなる。こんなところでグズグズしている場合か」
話は終わりだと言わんばかりに踵を返したアロウンを、慌ててアルサルが引き留める。
「だから、そうじゃなくて、ちゃんと聞けアロウン!」
「なんだ?まだ何かあるのか?」
「本当に、妹の事ではお前に感謝してるんだ。・・・それに、妹の気配を辿るのは本当は大変だったんじゃないのか?」
なんだか顔色悪いような気がすると、日々剣とともに生きるものにしては柔らかい掌が、するりとアロウンの頬を撫でた。
そのいたわるような優しい感触に、らしくもなくアロウンの思考は数瞬停止してしまう。
「リアンノン奪回は俺がメインで頑張るから、お前は無理するなよ?」
何しろお前を守るって約束したばっかりだからなと、わけもなく偉そうなアルサルをアロウンは呆然と見つめた。
どうやら以前の「守ってやる」という約束は現在も有効のようで、当然のように自分も彼の大切な大切な妹と同じ位置にいるらしい。
「なんだよその顔は?」
鳩が豆鉄砲を食ったようにぽかんと見つめる姿がよほど珍しかったのか、怪訝な顔をするアルサルを見つめて、ようやく思考が動きだしたアロウンはふ、と小さく笑みを零した。
守るとは、女性ではない自分には面映ゆいばかりだが、不思議と悪い気はしなかった。
どころか、先ほどまでのささくれ立っていた心が、あっという間に和らいでしまうのをアロウンは感じていた。
「はぁ。ほんと馬鹿の考えることは突拍子もないな・・・」
猪突猛進でこちらの狙い道理になど何一つ動いてくれないくせに、こういう時にばかり先手を打って人の心を簡単にとらえて。
こんなのは反則だと、計らずしもいつかのアルサルと同じ言葉をつぶやいたアロウンは、それでも素直にその気持ちを口に出すことなどできないから、精々ふてぶてしく言い放ってやる。
「ばぁか。リアンノンの位置を探し出すことぐらいで、この魔王様たる俺が疲れたりするもんかよ。お前こそ足手纏いになるんじゃねーぞ!」
言いたいことだけ言ってくるりと背を向けてやれば、背後で喚き散らすアルサルの声が聞こえた。
その声に今度こそ声を出して笑いながら、アロウンは振り返る事無く歩き出す。
うっすらと射し始めた朝日に照らされるその顔は、見たこともないほどに穏やかなものだった。



うおう。想像以上に微妙な話になってしまったヾ(;´▽`A``アセアセ
一応テーマは(自覚があるようなないような)「嫉妬」でした。
あんまりエドロイでは、受けである大佐がエドに対して嫉妬めいた感情を持つことがないので(何しろうちのエド様大佐にべた惚れなんでー/笑)、たまにはこういう話を書くのも楽しいかも。
でも、ちょっとアロウン様の性格壊しすぎちゃったかな・・・。
まぁ、これもまだEDにたどりついてないものの暴挙という事で、受け流してやってくださいませ。
というか、交感状態にある人の場所特定するのって、別に疲れないのかな?
なんとなく神経使うようなイメージがあったので、勝手に話作ってしまいました(;^_^A アセアセ・・・

さてさて、無事(?)に更新もできたところで、またゲームの続きに挑戦してこよう~っと。
現在アロウン様のお墓に行くところまで終わりましたv
アロウン様ができそこないと言った13人目の存在というのが、すごく気になるよ。
なにその存在を抹消された13人目て!
物語もいよいよ佳境なのかな。
アンソロ主催の人の言葉によると、この先ぐんぐんアロウン様ヒロイン計画らしいので、頑張らねば~p(´∇`)q

◇拍手ありがとうございます◇
毎日拍手を押していただき、ありがとうございますm(。_。;))m ペコペコ…

>16時の方
TtT良いですよね!大川さんは最高だと思います(人´∀`).☆.。.:*・゚
初のTtT小説読んでいただき、ありがとうございます!
良かったと言ってもらえると、本当に同人屋冥利に尽きます。
どんどんエドロイ変換もしてやってください(笑)
かく言う私も、ゲームやってると無意識にエドロイ変換している時が・・・。
アロウン様口が悪いので、大佐とは口調が全然違うのに。
やっぱりアロウン様が、現在ゲール族を見守る立場にいるせいでしょうかね?
保護者的な立場が、どうにも大佐と重なってしまっていけません(;^_^A アセアセ・・・
ティアーズ・トゥ・ティアラは、もとは男性向け18禁のPCゲームだったらしいですよ。
PSに移植された事によって、そう言った部分はなくなっていますが、まぁ時折入るCGにはその名残がふつふつと(笑)
あと微妙に際どい台詞とか。
一応これCERO「B」(12才以上対象)なのに、そんな事言っちゃっていいの!?とか余計な心配したりしてます。
ただ、恋愛シミュレーションとはちょっと違うかもしれません。
確かに女の子はいっぱいいますが、何一つ選択肢などないので好きな女の子と仲良くなるっていうシステムはありませんし・・・。
私はリアンノンよりオクタヴィア様派なんだよぅ!とか(笑)
ゲームも難易度変えられるので、シミュレーションが苦手という方にもとっつきやすいゲームだと思います。
機会があったら、プレイしてみてくださいね。
そうしてプレイした暁には管理人とぜひ萌え話を・・・(-_☆)キラーン
長々と語ってすみません。メッセージありがとうございましたv
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2009
06/15
23:18
TtT

ティアーズ・トゥ・ティアラ

今日は突然の有給となりまして~。
いや突然というか、半強制的というか、微妙なところなんですけど。
まぁ、休みは休みという事で、のんびり一日ゲームやってました。
基本TtTを進めつつ、つかれたらディシディアみたいな(笑)
ディシディアはミッションコンプリートに躍起になっているものの、道のりは果てしなく遠いですハイ(^▽^;)
・・・そもそも、一人300回倒すミッションとかありえねーぞ!
全22キャラ×300って、倒しきれる数じゃないですよね・・・絶対(-_-;)
あうあう、道のりは果てしなく遠い~...( = =) トオイメ
とまぁ、ディシディアは\( ̄ー\)(/ー ̄)/オイトイテ
今日は結構TtT進めましたよ。
とはいっても、ようやくアニメが進んでいるあたりですけど(;^_^A アセアセ・・・
やっぱりオクタヴィア様は可愛いかったv
ついつい力を入れて育ててしまいますねーv
何気にアロウン様に次いで強いのが、オクタヴィア様だったりします。
おいおいアルサル育ててやれよ・・・(-_-;)的な・・・。
それにしても、相変わらず魔王様は要領悪いなぁ。
やることなすこと裏目に出て、嫁が増える増える(笑)
本来であれば、(元が男性向けゲームだけに)嫁を攻めなければいけない立場の人が、この可愛さってどうなの(笑)
しかし、ゲームをプレイしてるとアホなネタしか浮かばない管理人(;^_^A アセアセ・・・
おかしいな、アロウン様可愛いのにどうしてこんなアホネタにつながっていくんだ?
久しぶりに頭の悪い(←暴言)攻めだからいけないの?
と、そんな複雑な気持ちを抱えつつ、一本書いてみました。
いや、今回書いたのは思い浮かんだネタのうちの、数少ない真面目な話ですよ・・・多分。
絶対最後まで進めた時に、全然こんなんちっがーう!と後悔すること請け合いですが(笑)
しかし、これが初のTtT小説・・・σ(^_^;)アセアセ...


「アロウン~!!・・・ったく、あのぐうたら族長めどこに行ったんだ!」
しんと静まり返った城の廊下の静寂を破りながら、元気な青年の声がこの城の主の名を呼ぶ。
・・・まぁ、城の主を呼んでいる割には、青年の声にはあきらかに侮蔑が入り混じっているような気もするが。
アロウンはこの城に住む妖精族にとっては、並々ならぬ尊敬の対象らしいが、青年・・・アルサルにとっては、一族を路頭に迷わしかねないただのぐうたらな族長でしかないのだ。
「珍しく早起きをしてるかと思ったのに、狩り場に向かったわけでもなさそうだし・・・。まったくあいつは一族を支えるべき族長だという意識が足りな・・・」
腕を組みながら、ぶつぶつと文句を言い続けていたアルサルの足がピタリと止まった。
視線の先には、朝日を浴びながら屋上に立つアロウンの姿がある。
「漸く見つけた。おい・・・ッ!」
怒りもあらわにアロウンに近寄ろうとして、アルサルは再び足を止めた。
朝日を浴びて遠くを見つめるアロウンの姿が、あまりにも儚げで。
今にも消えてしまいそうな存在感の薄さに、アルサルは息を飲む。
「・・・あいつなんて顔してんだよ・・・」
今は声をかけてはいけないような気がして、とっさに壁に身を隠したアルサルは小さく舌打ちする。
淋しそうな横顔は、時折アロウンが浮かべるものだ。
それは本当に一瞬のことで、すぐにあの皮肉な笑みを浮かべる表情に戻ってしまうけれども。
でも、見間違いなどではないと確信できるぐらいには、アルサルはその顔を見ていた。
そのたびに、何とも言えない痛みがこの胸に飛来するのはいつの頃からだったか。
「別にあいつが何を思ってようと、俺には関係ないはずなのに・・・」
アロウンはゲール族一の戦士として守るべき相手ではあるけれども、可愛い妹を横からかっさらった憎い相手には違いないはずなのに。
だが、辛そうな顔を見れば心配になるし、寂しそうな横顔を見ればなんとか笑って欲しいと思ってしまう。
あの皮肉のこもった笑みが一番似合っていると思ってしまうなんて、我ながらどうかと思わないでもないが。
「お・・・俺はあれだぞ!別にアロウンが心配などではなくてだな、我が可愛い妹の夫だから心配しているのであって・・・」
誰も聞いていないのに、なぜか言い訳をしていたらどうやらその独り言がいつの間にか声に出ていたらしい。
「・・・そこに誰かいるのか?」
気配を察知されて、ギクリとアルサルは体をすくませる。
こんな物陰で様子を窺うような事をしていたなんて、誇り高きゲール族の一員として絶対に知られるわけにはいかない。
かつかつと近寄ってくる足音に、隠れきれないと覚悟を決めたアルサルは、できるだけ平静を装いつつ、アロウンの前へと姿を現した。
「い・・・いやー、奇遇だなアロウン。お前がこんな朝早くから起きてるなんて、珍しいなぁ~、あは、あはははは!」
我ながらぎこちないことこの上なかったが、どうやらアロウンはその事には気がつかなかったらしい。
いつものような胡乱げな眼差しで溜息を落としている。
「・・・なんで朝っぱらからお前はそんなに元気なんだか」
先ほどまでの幻のような姿はどこへやら、呆れたような顔で見つめてくるアロウンはいつものアロウンで。
「何言う!清々しい朝だからこそ、絶好の鍛練日和なんじゃないか!帝国に対抗するためにも、戦士達の強化は今一番の課題なんだ!お前も族長なら、少しは協力しろ!」
「はぁ?戦士を鍛える事こそ、一の戦士であるお前の役目だろうが!なんでもかんでも人を頼るな!」
「やかましい!族長たる者自ら手本を見せないで、皆がついてなど来るものか!」
「そこをうまくやるのが、お前の役目なんだろうが!ええい、族長命令だ!しっかりと皆を鍛えてこい!!」
「いつも族長らしい事を何一つしてないくせに、こんな時にだけ族長の権限を振りかざすな!」
どうあっても引くつもりのないらしいアルサルに、アロウンは再びはぁと大きな溜息を落とす。
せっかくこんな気持ちの良い朝日が降り注いでいる日に、朝っぱらから肉体労働など冗談ではなかった。
「アルサル・・・、いいか?一度しか言わないからしっかりと聞け。俺はお前に期待をしているんだぞ?」
「き・・・期待・・・?」
アロウンの口から出た意外な言葉に、アルサルはきょとんとアロウンを見つめた。
その興味を引かれた姿に、くつくつと内心でアロウンは黒い笑みを浮かべる。
押してダメなら引いてみればいいだけのこと。
実直なアルサルはとにもかくにも、搦め手には弱い。
「そうだ。ゲール族が誇る優秀な戦士だからこそ、皆をきちんと統率してくれるに違いないとな。なに、皆を鍛えるのならば俺が教えるよりも、ずっと剣を握り闘い続けてきたお前の方が、よほど向いていると思わないか?」
「そ・・・そう言われればそんな気も・・・」
「よしよし、その意気だ。是非ともお前は皆と共に鍛錬に励んでくれ」
「お・・・おう」
完全にアロウンのペースにまかれたアルサルは、首を傾げながらも素直にうなずいた。
「期待しているぞ、一の戦士殿。その剣でしっかりと俺を守ってくれ」
その言葉は、アロウンにしてみれば先日も告げたことのある言葉だった。
うまくアルサルを丸めこめた事に内心でほくそ笑んで、上機嫌に笑いながら告げてやれば、途端にアルサルの顔が赤く染まった。
「なんだ?どうかしたのか、アルサ・・・」
いきなりどうしたんだとアルサルをのぞきこもうとすれば、物凄い勢いで顔面を押しのけられる。
「わ・・・分かってる!ちゃんと守ってやるから覚悟しておけ!!」
「こらぁ!この高貴な俺様の顔になんてことしてくれるんだッ!首が折れたらどうしてくれ・・・ん?」
ごきっと音がするのではないかと言うほど首を曲げられ、とっさに怒り口調で叫んだアロウンの言葉が途中で途切れる。
「守ってやる・・・?」
確か先日同じことを言った時には「戦場でも族長としてふさわしい奴だったら」とか、可愛くない事を言っていたはずではなかったか。
たった数日でこの変わりようでは、首を傾げたくなるのも仕方がない。
「う・・・うるさいッ!せっかく守ってやるって言ってやってるのに、何が不満なんだ!」
「いや、不満とかそういうわけじゃ・・・」
「とにかく!俺はもう皆の処に戻る!午後からの狩りにはお前にも参加してもらうからな!」
サボるんじゃないぞと言い残して、アルサルは慌ただしく駆けて行ってしまった。
「なんだぁ?あいつ?」
ポツンと取り残されたアロウンは、はてと再び首をかしげるが、すぐにまぁいいかと考えるのを放棄してしまう。
「とにかく。これで午前中は暇になったわけだし、リムリスのところにでも行ってお茶でも飲むとしよう」
いそいそと嬉しそうにその場を去るアロウンは、自分の天然っぷりが次々と妻を娶る羽目になった事など綺麗さっぱりと忘れ去っていたのだった。

一方アロウンの元を逃げ出したアルサルと言えば、全力疾走したせいで上がってしまった呼吸を泉の傍で整えていた。
はぁはぁ荒い呼吸を繰り返しながら、額に浮かんだ汗を拭えば、顔は驚く程に熱かった。
泉に映して確認するまでもなく、きっと自分の頬は赤く染まっているに違いない。
それは勿論、ここまでの道のりを走ってきたからなどではなくて。
いや、アルサルにとってはその方が良かったかも知れないが。
「ちっくしょー。なんだってんだよ、アロウンの奴!」
あんなに無防備に笑うなんて、反則じゃないのか。
いつも皮肉な笑みしか浮かべてないくせに、あんな顔もできるのかと・・・。
「違う!俺は断じてあいつの顔に見惚れたわけじゃないんだからな!」
握りこぶしを握りながらの宣言も、どこか空々しく響くのは気のせいではあるまい。
「うう・・・妹よ。に~ちゃんは、お前の幸せを心から願ってるんだからな・・・」
がっくりと膝をつきながら項垂れるアルサルを、子供達が遠くから不思議そうに見つめては顔を見合せていた。



それは穏やかな朝日が降りそそぐ、ある日の出来事。
小さなきっかけは、のちに二人の関係に大きな転機をもたらす、重大なきっかけとなるのだった。





と、いうわけで、初TtT小説をお送りしました。
色々と性格違っててすみません。
まだ五章にいる管理人には、これで精一杯でございます。
こ・・・こんなんで、アロウン様受けアンソロに参加表明していいものか・・・(-_-;ウーン
あ、因みにネタは実際にアロウン様とアルサルがしていた言葉を引っ張ってきてます。
「一の戦士のお前が守ってくれるんじゃないのか?」
「戦場でも族長にふさわしい奴だったらな」
この会話のあたり凄く好きです。
二人で笑いあってる姿が可愛いのーv
さも当然のように「守れ」って言うアロウンさまと、族長に~とか言いつつ、守るつもりはあるアルサル。
なんだよ、お前たち仲いいな!(><)ノ
と、にやにやしながら見てました(笑)

◇拍手ありがとうございます◇
本日も拍手ありがとうございまーすv
2009
06/11
21:39
TtT
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鋼の錬金術師

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プロフィール

中原光希

Author:中原光希
熱しやすく冷めやすい典型的なB型人間。
良くも悪くもマイペース。

同人界には珍しい(?)、攻め様に愛情を傾ける派。
基本16才ぐらいの少年と青年の狭間にいるぐらいのキャラに萌ゆる。
シンフォニアクリアしてない、攻めでもない、少年でもないクラトスさんに何故すっ転んだのか自分でもよくわからないまま愛を叫ぶ日々。
父さんが好きすぎて辛い(笑)

親バカ、子バカ、シスコン、ブラコン大好物。
身内に甘いキャラがとても好み。
CP傾向は年下×年上基本。
年も力も上な受けが、攻めに迫られてわたわたするのがいい(・∀・)

日記への突っ込みお待ちしております。
誹謗中傷はNGですよ!

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